マンチェスター・ユナイテッドの選手たちは元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアを巡るクラブの対応に不信感を抱いているようだ。イギリス『サン』が報じた。

2011年夏からユナイテッドプレーし、その卓越したセービング能力で何度もチームを救ってきたデ・ヘア。在籍12年目となった昨シーズンはプレミアリーグで17度のクリーンシートを達成し、自身2度目のゴールデンクローブ賞に輝いた。

しかし、クラブとの契約延長交渉は折り合いがつかず、シーズン終了後に退団する運びに。大幅な減俸ものんで新契約に合意したと報じられたが、ユナイテッド側がこれを撤回。さらなる減俸を望んだと言われている。

『サン』によると、当時のユナイテッド選手たちはこの功労者へのクラブの対応に憤慨していたようで、今なおこのことを根に持っているとのこと。不本意な形でユナイテッドを去ることになったデ・ヘアは、まだ新たな活躍の場を見つけることができていない。

なお、ユナイテッドはデ・ヘアの後釜としてカメルーン代表GKアンドレ・オナナをインテルから獲得。開幕から新守護神として能力の高さを発揮しているが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)グループA第1節バイエルン戦ではドイツ代表FWレロイ・サネのシュートを弾き切れず。試合後には「最初の枠内シュートは僕がミスをした」「今日勝てなかったのは僕のせい」と反省の弁を述べていた。