ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務め、ベネディクトカンバーバッチが主演するNetflix映画『ヘンリーシュガーワンダフルな物語』が9月27日(水)より配信されることが決定。日本版予告編とキーヴィジュアルが解禁された。

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本作は、アカデミー賞4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)や『犬ヶ島』(18)、そして日本でも公開されたばかりの『アステロイド・シティ』(公開中)で知られるアンダーソンが、『チャーリーとチョコレート工場』(05)、『ファンタスティック Mr.FOX』(09)の原作者としても知られる作家ロアルド・ダールの短編小説「奇才ヘンリーシュガーの物語」を実写化。大金持ちで無職でギャンブル好きなヘンリーシュガー(カンバーバッチ)がある日、透視能力を得たことから巻き起こる騒動を描いていく。キャストには『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演し、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役、『シンドラーのリスト』(93)、『007 スカイフォール』(12)の名優レイフ・ファインズに加えて、『シンドラーのリスト』、『ジャングル・ブック』(16)等に出演し、“ナイト”の称号も持つベン・キングズレー、『ホテル・ムンバイ』(18)のデヴ・パテルもクレジットされている。

このたび解禁された予告編には、全編にわたってウェスワールドが炸裂した美しい映像世界が満載。大金持ちで独身、これまで働いたことのない、ギャンブルが大好きな主人公、シュガーはある時“目を使わずにモノを見る”ことができるという導師の存在を本で知る。その力をギャンブルでイカサマをするために利用しようと計画するシュガーは、すったもんだがありながらも透視の力を身に付けることに成功。「いまや容易に稼げる、世界中の誰よりも」と舞い上がり、あらゆるカジノでボロ儲けをしていく。しかしなぜか、考え込むような表情を見せたり、大量の札束を投げ捨てる姿も。予告編のラストで語られるセリフ「彼が世界のため、なにをしたか知るべきだ」にも強く興味を惹きつけられる。

あわせて公開されているキービジュアルには、シュガーがあぐらをかきながら、親指と人差し指を結んだ両手を膝の上に置く姿が。宙に浮いているのかと思いきや床と同じ模様の台に乗っているようにも見える、なんともミステリアスなデザインに仕上がっている。

第80回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、大絶賛を集めている本作。アンダーソン×カンバーバッチの初コラボにワクワクしながら配信の日を待ちたい。

文/スズキヒロシ

ウェス・アンダーソン×ベネディクト・カンバーバッチが初タッグ!Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』配信決定、予告編&キービジュアル解禁/Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』9月27日(水)より世界独占配信