サービスエリア(SA)は、高速道路からでないと行けないと思っている人も多いだろう。しかし、場所によっては一般道からも入れるところもある。今回は、一般道からでも入れるサービスエリアを六つ紹介したい。非日常的な空間が味わえるサービスエリアへ、ふらっと出かけてみてはいかがだろうか。

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●SA・PAは一般道からも入れる?



 SAやパーキングエリア(PA)は、場所によって、一般道からも入れるようになっている。では、どういったSAやPAであれば入場可能なのだろうか。詳細を見ていこう。

一般道から利用可 能なSA・PAとは

 一般道から利用可能なSAやPAには、入り口に呼び名がついている。NEXCO東日本が「ウォークインゲート」、NEXCO中日本が「ぷらっとパーク」、NEXCO西日本が「ウェルカムゲート」という名称で、一般道からの入り口を用意してある。

 これらの入り口は、「商業施設を一般道からでもお客さまに気軽にご利用いただけるように」というコンセプトのもと整備したもの。そこでしか買えないものなども売っているため、気軽に立ち寄ってみてはいかがだろうか。

利用可能なSA・PAの調べ 方について

 さらに、それら一般道から利用可能なSAやPAの調べ方についても触れておこう。それぞれ呼び名が付いているため、その名前でWeb検索などをすると、会社ごとに一覧が出てくるようになっている。

 なお、入り口の名称は高速道路を管轄する会社ごとに異なるため、注意してほしい。


●一般道から入れ るサービスエリア6選



 ここからは、一般道から入れるおすすめのサービスエリアを六つ紹介したい。

守谷SA(茨城県

 茨城県の守谷SAは、常磐自動車道にある。誰もがくつろげる「憩いの森」がコンセプトのSAで、フードコートが充実しているのが特徴だ。

 上りで、名古屋コーチンを使った親子丼が堪能できる「鶏三和」、「ローズポーク生姜焼き定食」が味わえる「茨城もりの市場食堂」など、下りで、人気ラーメン店「せたが屋」をはじめ、とんかつ専門店「まい泉」や「焼肉トラジ」が集まっている。

 茨城県の名産である「干し芋」を使った、「スイートポッテ」などのご当地名産商品も目白押しだ。

友部SA(茨城県

 友部SAも、常磐自動車道にある茨城県のSAだ。見所は、SAの建物。武家屋敷を現代風にアレンジした外観と、蔵をテーマにした内観が見事に融合しており、館内に中庭も配置。自然光を生かしたくつろぎの空間が運転の疲れを癒してくれる。

 茨城県産の食材が味わえるフードコートのほか、水戸からも近いということで水戸の名産品が数多くそろっているのも特徴だ。

市原SA(千葉県

 市原SAは、姉崎袖ヶ浦ICと市原ICの間に位置し、千葉県内や館山自動車道で唯一のSAだ。フードコートでは、海と山からの恩恵を受ける房総ならではの食材の魅力を、たっぷり楽しめる。

蓮田SA埼玉県

 埼玉県蓮田SAは、東北自動車道にあるNEXCO東日本最大級のSAだ。上りには、高速道路初出店の店舗など施設が充実。地域の特産品の販売や地域の素材を取り入れたメニューなど、幅広いラインアップがそろっている。一方の下りは、ここだけにしかない限定商品や地元埼玉みやげが豊富にラインアップされている。

佐野SA栃木県

 佐野SA東北自動車道にある県内最大級のSA。上下線のSAが隣り合っており、連絡階段で往来できるため、どちらの施設も利用できるのはありがたい。「佐野ラーメン」や「いもフライ」など、栃木名物の数々は、ここでしか味わえない一品ばかり。

海老名SA神奈川県

 海老名市にある東名高速道路海老名SA。下り線SAは日本最大級の売り上げを誇る。地元のおみやげショップのほか、高速道路初となる人気みやげ店が多数出店しており、目移りすること間違いなし。ベビー用の紙おむつを買える自動販売機も設置してあり、子ども連れの家庭にはありがたいSAだ。


●ふらっとサービスエリアへ出かけよう!



 関東を中心として、一般道から入れるSAを紹介した。各SAでそれぞれの特色を出した取り組みが行われているため、ふらっと出かけてみてはいかがだろうか。旅で訪れるときとは、ひと味違った楽しみ方ができるかもしれない。
関東で一般道から入れるサービスエリアは?