出会うはずのなかった高校生たちが、週末だけのホームステイを通じて、ひと夏の恋をする恋愛番組『恋する♥週末ホームステイ』(以下『恋ステ』)。沖縄と関西を舞台に恋の矢印が交差した『2023夏』編では、りょうた(青山涼太)×ねね(音々)の“りょたねね”カップルが新たに誕生した。

参考:【写真】りょたねねカップルの撮り下ろしカット

 りょたねねの2人といえば、バスの中での内緒の手繋ぎや夏祭り後の花火デートなど、初々しくも仲睦まじい姿が印象的だった。現在2人は、奈良と富山で遠距離恋愛中。今回はりょうたとねねのそれぞれの視点から、カップルが成立した今の心境や『恋ステ』参加中のアプローチの裏側にあった思いまでたっぷりと話を聞いた。

――まずはカップル成立おめでとうございます!今回『恋ステ2023夏』へ参加してみて、率直な感想を教えてください。

りょうた:僕は元々『恋ステ』シリーズを観ていたのですが、ずっと観る側だった番組に自分が出ているのは、少し恥ずかしいです。でも不思議なことに『恋ステ』を観ている周りの友だちには、まだねねとカップルになったことを言ってないのに、(ねねのことを)「好きやろ?」って言われるんですよね(笑)。なんでだろう?

――ねねさんへの想いが溢れちゃってるからですかね(笑)。改めて映像を観て思ったことはありますか?

りょうた:自分の場合、こころ(高橋心)も思いを向けてくれていたので……そこはちょっと(改めて映像を観て)辛かったなというか。ただやっぱり、ねねに気持ちが向いていた分、「ここははっきり言わんとあかんな」と思ったんです。こころにしんどい思いをさせてしまったと思いつつ、お互いに限られた時間の中で恋愛をする『恋ステ』だからこその覚悟でした。

ねね:自分が行ってない方の「トライアングルデート」の様子とか、映像を観て初めてわかることもあるよね。

りょうた:「トライアングルデート」は(ねねと)一緒になれんかったしな。あれ結構焦ったわ。

――ねねさんは、『恋ステ』に参加されていかがでしたか?

ねね:私は辛いことはあんまりなかったので、いまはもう「りょうたくんと付き合えて嬉しいな」って気持ちでいっぱいです。

りょうた:嬉しい……。結構(ねねが)照れ屋なんで、こうやってストレートに言ってくれるのはテンション上がります!

ーーねねさんとりょうたさんの距離が一気に縮まったのは、やはり夏祭りの後の花火デートだったのでしょうか?

りょうた:僕はそうですね。夏祭りの後の花火デートでねねのことを意識し始めて……バスの中の手繋ぎで、もう(笑)。

ねね:それは……(笑)。あの時は本当に何も考えてなかったの。ただ、隣に座ったら「りょうたくんと手繋ぎたいな」って思って。

りょうた:こういうところですよ(笑)。僕はもう、2週目の初日には迷わず「ねねに(アプローチしに)行こう」って決めてたんです。だから、積極的に来てくれたことにびっくりしながらも、嬉しすぎて。あんな風にみんなに内緒で手を繋がれたら、さすがに好きになっちゃいますよね。

――ねねさんはたくみさんとりょうたさんで揺らいでいる印象もありましたが、りょうたさんに向き合いたいとはっきりと思ったのはいつだったのでしょうか?

ねね:告白前日のオレンジタイムです。それまでは、いま言ってもらった通り、たくみくんとも揺らいでいて。でも、あのデートでりょうたくんと過ごす時間によりドキドキしていました。

りょうた:あのデートでのチェキは、いろんな2ショットがあった『恋ステ』の中でも1番のねねとの思い出ですね。

――仲良しな雰囲気に包まれているおふたりですが、理想のカップル像はありますか?

りょうた:理想のカップルで言うと、僕の理想は“るあげカップル”です。

――だから、沖縄でのホームステイから地元へと戻った期間に、やまげ(山下諒真)さんに相談されていたんですね。

りょうた:そうなんです。やまげくんにアドバイスを頂いてから、「気持ちがいちかとねねのどっちに揺らぐのか」を、会えない期間にずっと考えていて。結局、ねねと向き合うことを決めました。結果的にあのアドバイスのおかげでカップル成立をしているから、感謝しかないですよね。

――理想のカップルについて、ねねさんは何かありますか?

ねね:具体的に「〇〇カップルみたいになりたい」みたいなのはないのですが……。お互いにきちんと感謝を自然に言い合えるような関係でいたいなと思っています。

りょうた:それはたしかにそう。あとは、お互い高めあえる存在でありたいよな。

ねね:ね! いつも言ってる。そこは、最初からふたりの間に共通してる部分かも。

りょうた:そうなんよな。なにかに対する感想ひとつとっても、似てるっていうか……。

ねね:(首を傾げて)似てる?

りょうた:すみません、似てはないそうです(笑)。ねねは可愛いもんな(笑)。

――(笑)。りょうたさんが現在アーティスト活動に力を入れていることについては番組内でもお話しされていましたが、ねねさんの夢も聞いていいですか?

ねね:私は昔から、ランウェイに立つのがずっと夢なんです。いつか叶えたいと思っています。

――素敵な夢ですね。りょうたさんは『恋ステ』に出演してみて、何かご自身の活動へのモチベーションにつながった部分はありますか?

りょうた:僕、実は恋愛ソングばっかり書いているんですよ。ラップのリリックを自分で書くんですけど、なぜか恋愛がテーマの曲が多くなってしまうんです。『恋ステ』から学んだことがたくさんあるので、これからどんどん曲に反映していきたいですね。そういう意味で、『恋ステ』への参加経験が楽曲作りのモチベーションに繋がってます。

――ようやく想いが通じあったおふたりですが、これから行きたい場所などはありますか?

りょうた:行きたい場所は本当にたくさんあるんですけど。とりあえず、「まずは一緒にテーマパークに行きたいね」って話しています。

ねね:ディズニーとか、ユニバとか行きたい!いま、わたしとりょうたくんは富山と奈良の遠距離恋愛中です。まだカップルになって日が浅いので、直接会える機会もまだ少なくて。でも、これから一緒にいろんなところに行きたいです。

りょうた:いっぱい思い出作りたいよな~。ただごめん、遠距離なのにあんまりねねに連絡できてない自覚がある……。

ねね:うん(笑)。

りょうた:めっちゃ忙しい……っていうのは言い訳っぽくなっちゃうので、これを機にちゃんと連絡します! ごめんね?

ねね:いいよ(笑)。でもたしかに、連絡があるとより嬉しいかも!

(文=すなくじら

りょたねねカップル(撮影=はぎひさこ)