チェルシーに所属するブラジル代表DFチアゴ・シウヴァがチームの現状に不満を募らせているようだ。23日、イギリスメディア『テレグラフ』が伝えている。

 22日に39歳の誕生日を迎えたチアゴ・シウヴァは、今季はプレミアリーグ開幕からの5試合すべてに出場しているが、チームは現在1勝2敗2分けで14位まで沈んでいる。シウヴァは20日に自身のSNSでチャンピオンズリーグの文字の横に泣いている絵文字のみを投稿し、ファンの間で波紋を呼んでいた。

 『テレグラフ』によれば、17日のボーンマス戦で引き分けた後にマウリシオ・ポチェッティーノ監督が「落ち着け」と、なだめるほど感情的になっていたのがシウヴァだったという。試合中にもパスを出せる位置に居なかったチームメイトらに対し「カモン!」と激怒していたとのこと。

 また、チーム練習でもコーチさながらにチームメイトにアドバイスを送っているというシウヴァだが、練習から高いレベルのパフォーマンスを求めており一定のラインを下回った場合、不機嫌になることも報じられている。昨季を12位で終えてしまったチームにも苛立ちを感じさせていたという。

 時折、感情的になってしまうシウヴァの扱いに悩まされているというポチェッティーノ監督だが、同選手の経験とリーダシップには大きな期待を寄せているとのこと。

 39歳となった今でも衰えを全く感じさせないプレーと気迫のチアゴ・シウヴァ。次節のホームでのアストン・ヴィラ戦での勝利を熱望しているという。クラブや代表で数多くの試合をこなし、様々な経験を積んできたレジェンドは低迷ししているクラブを再び引き上げることはできるのだろうか、注目だ。

チェルシーに所属するブラジル代表DFチアゴ・シウヴァ [写真]=Getty images