赤ちゃん・母親

「自分が腹を痛めて生んだ子でさえ、本気で腹が立てば憎たらしいと感じることもある」と多くの母親が言う。だが世の中には、他の女性が生んだ子供を心の底からかわいがっているという母親もいる。

アメリカで今、ある女性の愛情溢れる行動に称賛の声が寄せられていることを、『NEW YORK POST』や『Newsweek』が報じた。

【動画】養子縁組経てすくすく成長する男児


■再婚を機に4児の母に

オハイオ州に暮らすクリスティ・ワーツさん(48)は5年前、現在の夫であるウェスリーさん(45)と結婚。ウェスリーさんには前妻との間に、オースティンくん(14)とダコタちゃん(10)という2人の子供がいた。

クリスティさんもまた、元夫との間にメーガンさん(21)とヴァンスちゃん(15)がおり、彼女は4児の母親として日々奮闘していた。


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■元妻が出産後に死去

ところが2021年8月、クリスティさんはウェスリーさんの前妻が、再婚相手との子を出産した4日後に亡くなったことを耳にした。

33週目に未熟児の男の子が生まれ、前妻の死は、薬物中毒と新型コロナウイルス感染の合併症が重なったことが原因だったという。

するとクリスティさんは、残された子を引き取って養子縁組することを決意。早速手続きに入り、赤ちゃんにはレヴィと名付けたという。


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■自身が児童養護施設で育つ

16ヶ月間にもおよぶ多くのプロセスを経て、ついにレヴィくんはクリスティさんの一家の元へ。クリスティさんはメディアの取材に、じつは自分自身が15歳から児童養護施設で育ったことを明かした。

「施設での経験は悪くなかったけれど、レヴィに同じ経験をさせたくなかった。私は実子と継子たちのことを分け隔てなく愛し、異母きょうだい同士みんな仲良くやっていけると確信していました」と話している。


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■SNSで称賛の声

また養子縁組するにあたり、夫婦はオハイオ州の自宅を売却し、テキサス州の賃貸物件を借りたことも明かしている。

SNSではそんなクリスティさんに、「感動した」「あなたの決断は素晴らしい」「誰からも愛される子供になるね」など称賛の声が多くあがった。

また「子供が大きくなったら、生んでくれたママの他に、たくさんの愛情を注いでくれた人がいることを理解してほしい」「私は里親とはうまくいかなかった。あなたは必ず子供たちをたくさん愛してあげて」といった励ましの声も寄せられている。

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■養子縁組経てすくすく成長する男児

@cjthemom5

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♬ Dream Away – Ramol

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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