声優、歌手、バイク YouTuber としても活躍する夜道 雪のセカンド写真集『夜道 雪 2nd 写真集 こいしき』が2023年9月15日(金)に発売した。夜道 雪曰く、「最高傑作となった!」という今作は、“夜道 雪、ひと夏の旅”をテーマに全編鹿児島県にて撮影を敢行。鹿児島県の風光明媚な場所や海での元気いっぱいのビキニ姿、大好きなバイクを2台乗り回して嬉しそうな笑顔、老舗旅館ではオトナなランジェリーにも挑戦。そして、夜道 雪にとって思い入れのあるあの岬にも…。WEBザテレビジョンでは、夜道にインタビューを実施。撮影のエピソードや、多岐にわたる活動の源泉について語ってもらった。

【撮りおろしカット】黒&赤髪であどけない表情を見せる夜道雪

夜道雪を堪能していただけるような1冊に

――2nd写真集の制作が決まったときは、どんな気持ちでしたか?

ついに決まった、みたいな気持ちでした。ただ、正直に言うと、急な変更や「やっぱりなくなりました」っていう話になっちゃったりするかもしれない…と、嬉しさの反面、不安もありました。でも、実際に撮影日や衣装などが決まっていくのを見て、「あ、本当だったんだ!」と実感していきましたね。

――そういう不安はタレントさんならではかもしれませんね。

そうですね。アニメ「スーパーカブ」の声優が決まった時も同じ感じで、嬉しさの前に「いや、待てよ? 本当か?」「何か裏があるのではないだろうか…」みたいな気持ちがありました。でも、アニメでは本当に主演をさせていただきましたし、2nd写真集の発売も決まりましたし、結果、全部現実になっています。

――今回の写真集のタイトルは「こいしき」ですが、込められた思いなどはありますか?

夜道雪を堪能していただけるような1冊になればいいなという思いが込められています。と同時に、私からファンの方々への気持ちも込めて、まさにタイトル通りの写真集になっているんじゃないかなと思います。

――写真集の中身に関して、夜道さん自身の希望はあったのでしょうか?

今回、赤髪のカットがちょこちょことあるんです。実はグラビアの撮影では赤髪で挑んだことはなくて。だから、黒髪も赤髪もどっちも見せられる場として、いろんな夜道雪を見てもらえる写真集にしたいなって、希望した部分はありますね。

■ロケ地・鹿児島で憧れのバイクと”共演“

――ロケ地は鹿児島ということですが、撮影での思い出はありますか?

アニメ「スーパーカブ」から、最終回に向けて主人公がカブで行ける最南端に春を探しに行く、というテーマになぞらえて鹿児島で撮影を行いました。撮影中、2台のバイクに乗っているんですけど、元々バイクに乗るのが好きなので、本心ですごく楽しかったです。カブが一台と、もう一台はH2っていうバイクなんですけど、もうまさに”スーパーバイク”っていう感じで興奮しました。

――撮影で使うバイクはご自身で決めたんですか?

はい。バイクの貸出リストをいただいて、その候補の中から選びました。一目見て、一瞬で「これ!」って決めました。憧れのバイクだったこともあって、そのシーンはガチでナチュラルに楽しんでる私が見られると思います。

――さすがにバイクは乗り回したりとかは……。

いやいや、乗り回しましたよ! 乗らなくてどうするんだっていうか、飾りじゃないのよっていうところで(笑)。やっぱり大型バイクに乗れるっていうのは、私の武器の一つだと思っています。

――そうなんですね! それはメイクさんとかは大変そうですね(笑)。

めちゃめちゃ大変そうにしてました。「あー! もう髪の毛があ!」って。その度に直してもらいました。

――総じて、鹿児島でのロケはいかがでしたか?

私自身は鹿児島に行ったことがなかったので、人生で行ったことのない初めての場所で、初めてのバイクに乗るという体験ができて本当に楽しかったです。

■新しい自分を見られたような気がした

――他に、「ここは絶対に見てほしい」というこだわりのポイントはありますか?

こだわりと言いますか、写真集の中で、自分のプライドというか、ポリシーを捨てたことが1つあって。それは、柄物や色物の服を着たことです。普段から黒い服を着てばっかりで、グラビアとかでも無地の衣装がほとんどなんですが、今回の写真集では黒や白も着つつ、柄物の衣装もすごく多いんです。

――これまでにない、新しい挑戦だったんですね。

そうですね。実際、衣装合わせの時は、「いや、これ私に似合わないだろうな」って、すごく不安でした。でも、2nd写真集ということもあって、いろんな夜道雪を見せたいという強い気持ちがあったから、ためらいながらも着てみたんです。そしたら、「意外と似合ってるんじゃない?」ってなって。今まで挑戦してこなかっただけで、意外にも良かったんじゃないかって発見でした。自分の殻を破れたというか、新しい自分を見れたような気がして、やって良かったなって思います。

――とっても似合っていますよね。すごく可愛いです。特に思い出に残っている撮影のシチュエーションはありますか?

ありがとうございます!そうですね。とにかくいろんなシチュエーションで撮ったんですが、やっぱりバイクのシーンはすごく楽しかったですね。私の代表作であるアニメ「スーパーカブ」になぞらえて、小熊ちゃん風の格好をして聖地で写真を撮れたのは、本当に嬉しかったです。

――そこから、脱ぎ始める…みたいなストーリー(構成)もよかったですね

そうです。なんか子供らしいところから急に、みたいな(笑)。

――柄物衣装への挑戦のほか、今回初めて挑んだことはあったりしましたか?

この作品を"夜道雪の人生の代表作品にするぞ”っていうくらいの気持ちで挑んでいたので、制作が決まった時から、もうずっとビールは我慢してきました!

■”夜道雪”そのものをコンテンツとして盛り上げていきたい

――声優のお仕事に加えて、グラビア、歌手、YouTuberと多岐にわたって活動されています。今回の写真集も含め、夜道さんにとってグラビアのお仕事は、どういったモチベーションがあるのでしょうか?

一番は、発売された時や公開された時の皆さんの反応がすごく楽しみ、というところですかね。周りから、「声優なのにここまでやるの大変そうだね」って言われたりすることもあるんですが、全然そうではないんです。私自身、いろんなものに挑戦していきたい気持ちがあるのと、今が1番若いので、そんなベストな状態の今の私を写真に残しておきたい、という気持ちもあります。それをみんなに見てもらえること、どういう意見でも目に止まるっていうことはすごく嬉しいことですね。

――いろいろなことへの興味や挑戦しようとする思いの源泉はどこにあるんでしょうか?

自分自身の中に”夜道雪像”みたいなのがあるんです、矢沢永吉さんが言う「"YAZAWA"はどうかな?」みたいな感じで、「”YOMICHI”はどうかな?」みたいな。すごく生意気なことを言うと、”夜道雪らしいこと”をしたいなっていうのがあるんです。単に声優とか、単にYouTuberじゃなくて、”夜道雪”そのものをコンテンツとして盛り上げていきたいと考えています。「恐れ多いですが、矢沢永吉さんのようなスターだと思い込んで活動していきたい、って事です!(笑)」

――なるほど。すべては”夜道雪”というコンテンツを盛り上げるために必要な要素なんですね。

そうです。なんでも挑戦するのが、夜道雪だと思うし、グラビアとかコラムとかYouTubeとか、何をするにしても、とにかく自分自身で”夜道雪”っていう人物を作り上げていきたい気持ちがすごくあります。

声優・YouTuber・グラビアなどで活躍するマルチタレントの夜道雪が、2nd写真集「こいしき」への想いを明かした。撮影=友野雄