マンチェスター・ユナイテッドを退団し、現在無所属の元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが、かつての同僚でもあるアル・ナスル所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに勧誘されているようだ。22日、イギリスメディア『90㎜』が伝えている。

アトレティコ・マドリードの下部組織出身のデ・ヘアは、2011年からマンチェスター・ユナイテッドに在籍し、正GKとしてゴールを守り続け公式戦440試合に出場したが、クラブと新たな契約をまとめることができず、契約満了で今夏正式に退団が発表されていた。

 同選手の元にはサウジアラビアカタールなどの中東のクラブからのオファーが届いており、その中にはマンチェスター・ユナイテッドで共にプレーしたクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルも含まれているとのこと。また、デ・ヘア獲得を進言したのはロナウドであり、積極的な役割を果たすつもりだという。

 しかし、デ・ヘアは金銭的な理由で新たなクラブを決めるつもりはなく、トップレベルでのプレーを望んでいると報じられている。そのため、中東の声に耳を傾ける気は現段階ではないという。イギリスメディア『talkSPORT』は、今年結婚したばかりの妻と共に祖国のスペインに戻ることを熱望していると指摘している。

 納得のいくオファーが届かなければ現役を引退する考えがあるという報道もある中、32歳のデ・ヘアはどのような決断をするのだろうか。

アル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(左)とマンチェスター・ユナイテッドを退団した元スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(右) [写真]=Getty images