クルマを運転していると見かける路面に描かれたひし形のマーク、これにはどのような意味があるのでしょうか。

知らない人はかなり多い

道路上に、白線でひし形のようなマークがあるのを見かけます。このマークはなんのためにあるのでしょうか。

警視庁によると、このひし形は正式名称を「ダイヤマーク」といいます。「この先に横断歩道または自転車横断帯があります」と事前に予告するもので、ドライバーはこのマークを見かけたら横断歩道の手前であることを意識し、横断歩行者がいる場合には、すみやかに一時停止しなければいけません。

ダイヤマークは、信号のない横断歩道や、カーブの先にあって見通せない横断歩道などの手前に描かれています。基本的に横断歩道等から約30m手前の地点に1個、さらに10~20mの間隔をあけて1個ないし2個設置することになっています。

この、ダイヤマークの意味について2020年に山梨県警が10~80歳の男女2600人を対象にアンケート調査を実施したところ、マークの意味を正しく知らない人が6割超に上ったそうです。同県警は道路横断中の歩行者事故防止に力を入れており、YouTube上に公開されている啓発動画ではデーモン閣下が、ダイヤマークを含め、横断歩道に近くなったら注意することを伝えています。

なお、信号のない横断歩道で一時停止しないクルマは意外と多く、JAF(日本自動車連盟)が毎年全国でおこなっている「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」によると、2022年の一時停止率は全国平均39.8%であり、いまだに6割以上のドライバーが停止していないという状況が明らかになっています。もちろん人がいる場合に一時停止しないと、横断歩行者等妨害等違反になるほか、事故の危険性も高まります。

路面に描かれたひし形の正式名称は「ダイヤマーク」(画像:写真AC)。