チェルシーは24日、プレミアリーグ第6節でアストン・ビラと対戦し0-1で敗戦した。

リーグ戦2試合勝利のないチェルシーは、ゴールレスドローに終わった前節のボーンマス戦からウゴチュクをカイセドに変更した以外は同じ先発メンバーを採用。1トップにジャクソンを据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。

中2日の過密日程をこなすアストン・ビラに対し、立ち上がりから一進一退の攻防を繰り広げるチェルシーは24分、敵陣左サイドでボールを持ったムドリクがボックス左へ絶妙なスルーパスを供給すると、これに反応したジャクソンが決定機を迎えたが、シュートはGKマルティネスの好セーブに弾かれた。

その後は膠着状態が続く中、チェルシーは43分にネットを揺らす。ショートコーナーの流れからスターリングの右クロスをディザジが頭でゴールに叩き込んだが、これはディザジのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。
ゴールレスで迎えた後半、チェルシーは開始早々に決定機が訪れる。47分、チアゴ・シウバのロングフィードから右サイドを抜け出したスターリングがボックス右まで侵入。ゴール前まで切り込みシュートを放ったが、これはGKマルティネスがファインセーブに防がれた。

さらにスターリングは、53分にもエンソ・フェルナンデスのロングパスからDFの裏に抜け出しチャンスを迎えたが、これもGKマルティネスの好セーブに阻まれた。

立て続けに決定機を創出したチェルシーだったが、55分にアクシデント。中盤で相手のパスを追ったグストがスライディングでボールをカットしようとしたが、これがディーニュの左足を直撃すると、オンフィールドレビューの末にグストにレッドカードが提示された。

数的不利となったチェルシーは、61分にムドリクを下げてチルウェルを、68分にはエンソ・フェルナンデスジャクソンを下げてパーマーとウゴチュクを投入。しかし、先にスコアを動かしたのはアストン・ビラだった。

73分、自陣からのクリアからロングカウンターを仕掛けると、ディアビのパスを受けたワトキンスがドリブルでボックス右から侵入。シュートはコルウィルブロックに阻まれたが、こぼれ球を再び拾ったワトキンスがゴールエリア右横から狙うと、これがGKロベルトサンチェスの股下を抜け、ゴール左隅に吸い込まれた。

先制されたチェルシーは、80分にもワトキンスからのパスでDFの裏に抜け出したディアビに決定機を許したが、このシュートはGKロベルトサンチェスの好セーブで難を逃れた。

終盤にかけては数的不利のチェルシーが猛攻を仕掛けたが、最後まで同点弾は生まれず。試合は0-1でタイムアップ。チェルシーが早くも今季3敗目を喫した。