プレミアリーグ第6節、シェフィールド・ユナイテッドvsニューカッスルが24日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのニューカッスルが0-8で圧勝した。

ニューカッスルは前節、ブレントフォードとの接戦を1-0で勝ち切ってリーグ連敗を「3」でストップ。また、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)の初戦では、難所サン・シーロで0-0のドローに持ち込み、まずまずのスタートを切った。

週明けにマンチェスター・シティとのEFLカップ3回戦を控える中、エディ・ハウ監督はミラン戦から先発4人を変更。トナーリに代えてアンダーソンを起用したほか、総入れ替えの3トップは右からアルミロン、ウィルソンバーンズと並んだ。

やや疲労感を窺わせる入りとなったニューカッスルに対して、序盤はホームのブレイズが主導権を握る。そして、右サイドからの崩しからファーでフリーのトーマスに続けて決定機が訪れるが、いずれもシュートを枠に飛ばせない。

序盤のピンチを辛くも凌いだアウェイチームだが、10分過ぎにはバーンズが筋肉系のトラブルに見舞われてプレー続行不可能に。代わってゴードンスクランブル投入された。守勢に加えて負傷者まで出す嫌な流れとなったが、結果的にこの交代が試合を動かす形に。

21分、相手陣内左サイドでのスローインの流れからゴールライン際に持ち込んだゴードンがギリギリでマイナスの折り返すと、ラインを割ったとセルフジャッジした守備陣の隙を突いたロングスタッフが左足ダイレクトシュートを流し込んだ。

良い時間帯に先制したニューカッスルはここから試合の主導権を掌握。ブレイズを押し込む時間帯が続くと、31分には左CKの場面でトリッピアーのクロスをファーでDFに競り勝ったバーンダイビングヘッドで合わせて2点目を奪取。さらに、直後の35分には相手陣内右サイドで得たFKの場面で再びトリッピアーの正確なクロスを今度はゴール前のボトマンが頭で左隅に流し込んだ。

内容面ではそれほど大きな差はなかったものの、決定力の部分でブレイズを凌駕したニューカッスルは3点リードで後半に突入。ホームチームが前がかりな戦いを見せ始めると、後半もゴールラッシュを見せた。

まずは56分、右サイド深くに侵攻したトリッピアーの正確なクロスをゴール前のウィルソンが頭で合わせ、前半から幾度かの決定機を逃した中で嬉しい後半最初のゴールとした。続く61分にはゴードンが左サイドからのカットインで鋭い右足のミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、5点目を奪った。

この一方的な展開を受け、早くもブレイズサポーターが一足早くブラモール・レーンを去り始めるが、アウェイチームは以降も攻撃の手を緩めず。68分にはギマランイスとのパス交換で中央突破したアルミロンが6点目、73分には波状攻撃からボックス内でルーズボールに反応したギマランイスが難なくゴールへ蹴り込んで7点目まで奪った。

その後、87分には相手の不用意なバックパスをかっさらったイサクがゴールショーを締めくくる8点目を奪取。なお、ニューカッスルはこの試合で異なる8名が得点者となっており、これは1試合におけるプレミアリーグの最多得点者記録となった。

そして、このまま0-8でクローズしたニューカッスルは、プレミアリーグのアウェイゲームにおけるクラブ最多得点勝利の記録も更新し、圧巻の大勝で今季初のリーグ連勝を達成した。