関西の老舗食雑誌「あまから手帖」。2023年10月号の表紙を飾ったのは、大阪・千日前『おかる』のマヨアートだ。

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30年ほど前、二代目女将の安達佳代子さんが子どもを喜ばせるために始めたサービスなのだが、今ではお好み焼きを注文すれば(マヨネーズOKであれば)、オトナもみんな描いてもらえる。

佳代子さんだけでなく、スタッフ全員がマヨアーティストで、絵の風合いの違いも楽しみどころ。


●歴史も深い、ザ・大阪のお好み焼き



厨房で焼いたお好み焼きを客席まで運んできてくれたり、自分で焼いたり、店によってスタイルはいろいろだけど、『おかる』では、目の前で店員さんが焼いてくれる。

1度返した後、うそぉ!? と驚くほどぎゅうぅっとテコで押さえつけるのは『おかる』以外ではあまり見たことがない。その後アルミの蓋で蒸し焼きにすれば、ふんわりしつつ生地が詰まって食べ応えのあるお好み焼きのできあがり。

ザ・大阪ともいえる、王道の味わいだけど、あのぎゅうぅが効いていて、生地の食感の良さはここならでは。創業は昭和21年。80年近く、何も変えず、味を守り続けているという。

大阪でお好み焼きが食べたくなったら、マヨアートが目にも楽しく、味わいもピカイチの『おかる』へぜひ。

『おかる』

住所/大阪府大阪市中央区千日前1-9-19

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

あまから手帖Online=https://www.amakaratecho.jp/

大阪・ミナミのお好み焼き屋『おかる』の名物マヨアート。通常、絵柄はお任せ。