’00年に中国から神戸市立王子動物園に来園し“神戸のお嬢様”として愛されてきたジャイアントパンダのタンタン。年内に中国への返還が決まっているため、日本で誕生日をお祝いできるのは今年が最後になってしまいそう……。
そこで、ファンたちが撮りためた、かわいすぎるお宝写真で半生を振り返ります!
【2000年8月1日】
来園当時4歳のころ。震災後の神戸の人々を笑顔にしてくれた。
【2001年9月16日】
グルメなお嬢様。竹を食べるときもおしとやかな所作がさすが!
【2001年12月1日】
大好きなタイヤ遊び。ちょっとどんくさいところもいとおしい。
【2002年1月1日】
6歳のタンタンは木登りも朝飯前かと思いきや、少し不安そう(笑)。
【2003年5月3日】
パートナーだったコウコウと。2ショットはかなり貴重な写真だそう。
【2015年7月23日】
無防備におなかを見せながらゴロゴロする、オフモードなお嬢様。
【2016年3月26日】
温泉みたいに見えるが、庭の池で水遊び中。猫背なのがかわいい♪
【2017年7月29日】
時折見せるあざとかわいいポーズにみんなメロメロ!
【2018年3月31日】
約500本の桜の木が咲き誇り、あまりの美しさに見とれる姿も。
【2018年7月15日】
水を飲むときもお嬢様スタイル!? でもちょっと飲みにくそう(笑)。
【2018年8月12日】
大好物の氷をもらい、うれしくて思わず抱きしめてしまうタンタン。
【2018年9月16日】
23歳の誕生日。大好きな氷のケーキをもらってうれしそう♪
【2018年10月28日】
【2020年9月10日】
おちゃめな“テヘペロ”顔も、お嬢様お得意のモテしぐさ。
【2023年8月11日】
お気に入りの場所でゴロン。少し照れているようにも見える?
【2023年9月2日】
王子動物園公式Xでは、観覧中止のタンタンの様子が伝えられている。
’21年から心臓疾患の治療が始まり、長らく観覧中止になっているタンタン。ジャイアントパンダの28歳は、人間でいえば80代。
そんなタンタンの様子を伝えるWEB連載「水曜日のお嬢様」を担当し、『このパンダ、だぁ~れだ?』(講談社ピーシー・講談社)の著者でもあるパンダライターの二木繁美さんに、その魅力を語ってもらった。
「何年たっても色あせないキュートさが魅力ですね。もうかなりの高齢なのに、『赤ちゃんパンダがいる!』と言っている子どもを見かけたこともあります(笑)。もうひとつは、勇気をもらえるところでしょうか。実は、タンタンってすごい波瀾万丈なんです。一緒に来園した繁殖のパートナーが雌だと判明し中国へ帰国、次のパートナーと二度赤ちゃんを授るも死産と夭逝で失ってしまいました。困難を乗り越えながらマイペースにのんびり過ごしている姿を見ると、『私も頑張ろう!』と思えますね」
いまは闘病に励んでいるタンタン。気になる現在の体調は?
「最近はむくみがとれてスッキリして、動くことも多く、取材時に『体調は安定している』とお聞きしています。スタッフの方々の“お嬢様ファースト”な対応が功を奏していると感じます。飼育員さんが『タンタンは日本一』と胸を張るくらい、健診もちゃんと受けているそうです。ジャイアントパンダの最高齢は38歳。お嬢様には、記録を更新していただきたいですね!」
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