元祖スーパーモデルクラウディア・シファー(53)が、5年ぶりにファッションショーに復帰した。「ヴェルサーチェ」のショーに出演したクラウディアは身体にフィットしたロングドレスを纏い、ランウェイを闊歩した。同ブランドのアーティスティックディレクター、ドナテラ・ヴェルサーチェ氏(68)と30年以上の友人関係にあるクラウディアは「ヴェルサーチェ・ファミリーの温かなハグの中に入っていくような感じ」とショーに出て感激しきりだった。

現地時間22日、「ミラノ・ファッションウィーク(2024年春夏ミラノ・コレクション)」で開催された「ヴェルサーチェ」のショーに、クラウディア・シファーが登場した。

ドイツ出身のクラウディアは1987年17歳だった時に有名モデルエージェンシー「メトロポリタン・モデルズ」の創業者ミッシェル・ラヴァトン (Michel Levaton)氏にスカウトされたことをきっかけに、モデルデビューを果たした。そのルックスは仏女優ブリジット・バルドーと比較され、シンディ・クロフォードナオミ・キャンベルリンダ・エヴァンジェリスタらと並ぶ、1990年代を代表するスーパーモデルの一人となった。

そんなクラウディアは、2002年1月に開催したイヴ・サンローラン氏の引退作品となる最後のオートクチュール・コレクションに出演、2017年にはジャンニヴェルサーチェ氏の没後20周年を記念した「ヴェルサーチェ」のショーで、90年代に一世を風靡したモデル仲間であるシンディ、ナオミ、ヘレナ・クリステンセン、カーラ・ブルーニと一緒にランウェイに登場した

コレクションは、1997年に創業者ジャンニ氏が銃撃されて他界後、ブランドを牽引してきたジャンニ氏の妹ドナテラ・ヴェルサーチェ氏の主催により、かつてジャンニヴェルサーチ氏のショーで活躍した5人のスーパーモデルを集結させた。

あれから5年、ドナテラ氏が再びクラウディアを「ヴェルサーチェ」のショーに復帰させたのだ。

クラウディアは、ミントグリーンをベースに市松模様を施したロングドレスを纏い、ランウェイを闊歩した。メタリックなメッシュ素材のストラップドレスはレースのディテールが施され、身体にフィットしたデザインだ。

ファッション誌『Vogue』のインタビューに応じたクラウディアは、このドレスの着心地について「私の身体にぴったりフィットしたのよ。まるで手袋をはめているみたいにね」と表現した。

ドナテラ氏は兄ジャンニ氏が1978年に「ヴェルサーチェ」を設立して以来、ビジネスパートナーとしてブランドのプロジェクトやデザインなどに関わってきた。90年代にはスーパーモデル達と交流を深めており、クラウディアとは30年以上の付き合いだ。

同誌のインタビューでクラウディアは、長年の友人であるドナテラ氏について「彼女は本当に素敵な人。心が温かくて、穏やかで、純粋で、気遣いができる人なのよ」と称賛し、「ヴェルサーチェ」のショーに出演する喜びをこう述べた。

ヴェルサーチェ・ファミリーの温かいハグの中に入っていくような感じで、いつも本当に楽しみにしているわ。ファッションショーや広告キャンペーンといった枠組みを超えた、それ以上のものがあるのよ。」

なお、今回の「ヴェルサーチェ」のショーではクラウディアのほかにも、ケンダル・ジェンナーや、レオナルド・ディカプリオの新恋人といわれているヴィットリア・チェレッティ、レオナルドと過去に交際説が浮上したジジ・ハディッドなどがランウェイを歩いた

画像1、3~7枚目は『Claudia Schiffer 2023年9月23日付Instagram「Amazing @versace show tonight!」、2023年9月23日付Instagram「48 hours in Milan」』『Donatella Versace 2023年9月23日付Instagram「@claudiaschiffer, you are a Versace Icon through and through」、2023年9月23日付Instagram「So happy to show our collection in Milano again.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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