9月21日発売の「女性セブン」に掲載された『「滝沢秀明がキスを強要」ジャニーズ性加害問題当事者の会代表の「新たな告発」』という記事が波紋を呼んでいる。

 記事には、「当事者の会」代表の平本淳也氏による「ぼくが直接被害を受けたわけではないので真偽はわかりませんが、ブログに(ジャニーズJr.から)そういうメッセージが送られてきたのは事実です。滝沢はキスが好きなんですよ。強制的にキスをさせるって」というコメントが掲載されており、芸能リポーターの証言として「タレント同士がけんかした際などに、滝沢さんは男同士でキスをして仲直りさせるそうで、北山さんは『後輩のどんな溝も埋める滝沢キッス』と名付けていました。その話を聞いた三宅健さんは『こんな画期的なシステムないですね』と絶賛。別の番組では滝沢さん本人が後輩たちに『キスくらいしろよ!』と指示していたことを明かしていました」と、滝沢氏が代表取締役社長を務める芸能事務所「TO BE」に新しく加入した元Kis-My-Ft2北山宏光も「滝沢がキスを強要する」と明言していたなどと紹介しているのだ。

 これに対し滝沢氏は自身のX(旧ツイッター)を9月23日夕方4時過ぎに更新。「この様な内容は残したく無いので時間がたったら消します!」と前置きしてから「これは会社と自分の名誉を守る為に書きます」と切りだし、「この度『女性セブン』『NEWSポストセブン』により許されない記事が出ました」と断罪。「今までは報道に関して、表現の自由や報道の自由を尊重し、反論する事は無かったです。しかし今回の記事はあまりにも時間軸のねじれや真実では無い内容があった為、断固として否定させて頂きます」と抗議。その後も「事実と異なる内容を報道する事はやってはいけない事ですし、大人として恥ずかしいと思います」「今後、事実と異なる内容の掲載はやめて頂きたいです。これがアーティストに関する事柄であれば徹底的に反論、対応いたしますが、僕個人の事なのでSNSで思いをつづらせて頂くまでとします」とXに投稿した理由を説明。「不快に感じた皆さん、申し訳ございません」と謝罪し「こうした事実と異なる内容の掲載は暴力と同じだと思います」と締めくくっている。

 そんな滝沢氏の抗議文が投稿された約6時間後の夜10時過ぎには、「当事者の会」代表の平本氏よる緊急声明が同会の公式ホームページに「【誤解】週刊誌に掲載された滝沢秀明氏に対する疑惑報道について」とのタイトルで掲載。「本人の意図とは全く異なる印象で掲載された週刊誌による報道について、本意ではないことにおいて強く反論させて頂きます」「同時に滝沢秀明氏におかれては大変なご迷惑とご心配をおかけしたこと、そしてファンの皆様にも不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます」と反論および謝罪したのだ。

「ネット上では2人の意思に反して、滝沢氏による“キス強要”がまるであったことのように受けとめられ、議論が活発に交わされています。お笑いトリオダチョウ倶楽部上島竜兵さんによる、口論していた相手とキスをして仲直りをする“キス芸”が、男性芸人を相手にするだけにとどまらず、芸人でもなく男性でもない本田翼野呂佳代といった女性芸能人とも繰り広げられるようになったのが2015年6月のこと。本田はキスの直前で残るダチョウ倶楽部のメンバー・肥後克広寺門ジモンに制止されましたが、野呂はそのまま上島とガチでキス。当時は上島さんのキス芸の相手を務めることは縁起物だと言われており、滝沢氏も上島さんのキス芸をまねていたことがありましたから、それが誤解を生んだのではないでしょうか。当時の滝沢氏や、そうしたキス芸ブームの背景を知っている芸能リポーターなら、必ずそのことは理解しているはずですから、『女性セブン』の記事は少々強引かもしれませんね」(女性誌記者)

 記事の削除依頼をしているとも明かした平本氏。早期沈静化を願うばかりだ。

アサジョ