おひたしやソテーなど、さまざまな料理に使えるホウレンソウは、食べる前に下ゆでが必要です。そのゆで汁は、普段どうしていますか。

料理に使わない場合は、そのままシンクに流してしまう人がほとんどでしょう。しかし、ホウレンソウのゆで汁には隠れた力があるのです。

カエルのロゴでおなじみのサステナブルハウスブランド『Frosch(フロッシュ)』Instagram公式アカウント(frosch.jp)では、ホウレンソウのゆで汁を賢く使う方法を紹介しています。

これまで捨ててしまっていたことを後悔するかもしれません。ぜひご覧ください。

排水口の掃除に使える!

ホウレンソウを使う時に下ゆでをするのは、ホウレンソウに含まれる「アク」を取るためです。このアクは「シュウ酸」といい、ゆでることでホウレンソウから除去できます。ホウレンソウのほかにシュウ酸を多く含んでいるのは、タケノコサツマイモブロッコリー、ナスなどです。

シュウ酸には、金属や布、木材などの汚れ落としやさびを取る力があり、酸性洗剤に含まれています。シンクなどに付く水あかには酸性洗剤が効果的なので、シュウ酸を含んだホウレンソウのゆで汁は、掃除にもってこいなのです。

ホウレンソウを使った排水口掃除の仕方

フロッシュが紹介している掃除方法を見てみましょう。ゆで汁が熱いまま掃除をすると、やけどをしたり、排水口や排水パイプを痛めたりします。粗熱を取ってから行いましょう。

1.温かさの残ったゆで汁を、ぬめりや黒ずみの気になる所にかける

2.歯ブラシなどを使ってこする

シュウ酸は、床磨きや木製品の漂白にも使えます。ゆで汁を雑巾に含ませて、そのまま床を磨きましょう。汚れが落ちてきれいになります。

また、洋服やじゅうたんに付いたコーヒーや醤油などの「水性の染み」にも効果的です。染みのある部分にゆで汁をかけ、乾いた雑巾などを挟んでトントンと叩きましょう。

ホウレンソウをゆでたその日にできるので、ぜひ試してみてください。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。


[文・構成/grape編集部]

出典
Frosch(フロッシュ)
※写真はイメージ