2023年度中に8番艦の進水も控えています。

もがみ型7番艦の名は「によど」に決定

防衛省は2023年9月26日(火)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、新規建造された護衛艦の命名・進水式を実施しました。「によど」と命名された同艦は、もがみ型護衛艦の7番艦として建造が進められていた艦です。

「によど」は全長132.5m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット(約55.6km/h)です。

今回、進水した「によど」を始めとするもがみ型護衛艦は、従来の護衛艦と比べて、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっているがポイントです。

なお、艦名は、愛媛県から高知県へ向けて流れる「仁淀川」に由来し、海上自衛隊で用いるのは、ちくご型護衛艦の7番艦「によど」に次いで2回目です。ちなみに、旧日本海軍では大淀型軽巡洋艦の2番艦に命名される予定でしたが、太平洋戦争の激化に伴い建造中止となったため、使われずに終わっています。

海上自衛隊では、短期間での大量整備を目指してハイペースで取得を進めており、最初に2番艦「くまの」が2021年3月に進水して以降、今回の「によど」まで2年7か月ほどで7隻が進水しています。また、このうち「くまの」「もがみ」「のしろ」「みくま」の4隻が就役・部隊配備されています。

「によど」は今後、艤装や各種試験を実施したのち、2024年12月に就役する予定です。

もがみ型護衛艦の7番艦「によど」の進水式の様子(画像:三菱重工)。