ローマは、現在レンタル移籍で加入しているベルギー代表FWロメル・ルカクを完全移籍で獲得する可能性があるようだ。24日、イタリアメディア『カルチョメルカートウェブ』が報じている。

 ローマは今夏、ルカクチェルシーからレンタル移籍で獲得した。レンタル期間は2024年6月30日までの約1年間となっており、イタリアメディア『スカイスポーツ』では、契約に買い取り義務やオプションなどが付随していないため、2023-24シーズン終了後にはチェルシーへ戻ることが伝えられていた。

 そんななか、今回の報道によると、ローマルカクを完全移籍で獲得する可能性があるようだ。モウリーニョ監督とクラブの契約が終わりに近づいていることもあり、今シーズンの結果次第では退任の可能性もあるとされているが、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した場合、モウリーニョ監督はローマに残り、ルカクを必要とすると見られている。そのため、ローマルカクを完全移籍で獲得することを検討しているようだ。

 しかし、ローマは高額な移籍金を支払うことができないため、イングランド人FWタミー・アブラハムをこの交渉に含めることで、移籍金の引き下げを目論んでいるという。一方、現在プレミアリーグで14位と不調に陥っているチェルシーストライカーの補強を目指しており、1月にアブラハムの獲得に動く可能性がある模様。両者の評価額はあまり差がないため、トレードが行われる可能性があるようだ。

 果たして、ルカクアブラハムのトレードは実現することとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

ルカクとアブラハム [写真]=Getty Images