Jリーグは26日、同日付で開催した理事会を経て、2024シーズンのJ3クラブライセンスの申請があったクラブ(J3入会を希望するクラブ)に関する判定結果を発表した。

 今回J3クラブライセンスの申請があったクラブは計6クラブ。そのうち、ラインメール青森クリアソン新宿ヴィアティン三重ヴェルスパ大分にJ3クラブライセンスが交付されることが決まった。

 なお、4クラブについては10月の理事会にてJリーグ入会が審議された後、JFL日本フットボールリーグ)最終節終了時点で「入会直前年度のJFLリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2,000人に到達することを目指して努力していると認められること」「短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあること」「入会直前年度のJFLリーグ戦における最終順位が2位以内であること」という3つの条件を満たした上で来季のJ3入会が決定する。理事会においてJリーグ入会承認を得た上で、JFLの最終順位が1位のクラブはJ3に自動昇格となるが、2位のクラブはJ3・JFL入れ替え戦に勝利することが最終的な条件となる。

 上記4クラブのうち、クリアソン新宿については施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性に鑑みJ3ライセンスの交付が決定された。東京23区のクラブにJリーグライセンスが交付されるのは史上初のこととなった。

 また、レイラック滋賀は施設基準、高知ユナイテッドSCは財務基準に関して確認が必要な事項が残っているため、10月の理事会にて継続審議となることが明かされた。

Jリーグ [写真]=Getty Images