昨夏にバイエルンに加入したMF福井太智が、トップチームデビューを果たした。

 DFBポカール1回戦が26日に行われ、バイエルンプロイセン・ミュンスター(3部)と対戦。9分にエリックマキシム・チュポ・モティングのゴールで先制すると、40分にはコンラッド・ライマー、前半アディショナルタイムにはフランス・クレツィヒが追加点を挙げ、前半を3点リードで折り返す。さらに、86分にはマティス・テルがダメ押しとなるゴールを決め、バイエルンは4-0の快勝で1回戦を突破した。

 この試合にベンチ入りを果たした福井は3-0で迎えた63分にヨシュア・キミッヒとの交代で途中出場を果たし、トップチームデビューを飾り、試合終了までプレーして勝利に貢献している。

 2004年7月15日生まれで現在19歳の福井は、U-12チームからサガン鳥栖の育成組織に在籍し、2021年3月に行われたJリーグYBCルヴァンカップでトップチームデビュー。2022年3月にはプロA契約を結び、トップチームで公式戦通算15試合に出場をした後、同年9月にバイエルンに完全移籍を果たした。

 加入してからレギオナルリーガ(4部相当)に所属するセカンドチームでプレーしていた同選手は、今月15日に行われたブンデスリーガ第4節のレヴァークーゼン戦で初めてベンチ入りを果たしたことが話題になったが、出場機会はなく、DFBポカール1回戦で待望のトップチームデビューとなった。

トップチームデビューを果たした福井 [写真]=Getty Images