小鳥遊るい、岸みゆ水湊みお、宇咲、近藤沙瑛子の5名からなるアイドルグループ・#ババババンビが、9月27日(水)にキングレコードからメジャーデビューシングル「ゲイシャフジヤマ」を発売する。さらに2024年3月14日(木)には日本武道館でワンマンライブ「馬鹿騒ぎ”天下統一」の開催も決定するなど、夢だったメジャーデビューと日本武道館ライブの道を掴み活躍の場を広げている彼女たちにインタビューを実施。メジャーデビューで変わったことや変えたくないこと、新しい挑戦についても賑やかに答えてくれた。

【写真】肩だし衣装にドキッ…「寿司レース」でかっ飛ばす水湊みお

■日本一の“馬鹿騒ぎ”アイドル・#ババババンビメジャーデビュー!

――メジャーデビューおめでとうございます!始めにメジャーデビューが決まった時の心境をお聞かせください。

小鳥遊るい:発表した直後はメジャーデビューってなると、アイドルとしての形が変わってしまうのではないか心配したりとか、ファンからそういった声もあるかなって思って伝えるのが不安だったりもしましたが、今ではメンバーもファンの方も楽しみにしてくれているので、楽しみな気持ちが強いです。

水湊みお:私達はコロナ禍のデビューでリリースイベントやなかなか地方に行く機会もなかったので、メジャーデビューが決まって、リリースイベントも開催できていることもとても嬉しいです。

宇咲:ライブ後のチェキ会とかは今までもありましたが、ファンの方達と握手や携帯で写真を撮るとかは今までなかった新しい取り組みなので、すごく楽しみです。

岸みゆ:みんなの言うようにすごく楽しみですし、リリースイベントの詳細が発表された時も、SNSなどでも「初めて握手できるの楽しみ」と言ってくださる方もたくさんいて、お互いに待ち遠しかったことを実感できてさらに楽しみになりました。

近藤紗栄子:私も楽しみな気持ちは大きいです。リリースイベントで私の地元の熊本やいろんなところに行くのも楽しみです。リリースイベントはバンビを知らない人にとっても来やすいイベントだと思うので、いろんな人にこの曲を聞いてもらえたらいいなと、メラメラしています。

――実際にリリースイベントに参加してみていかがですか?

水湊:まだ、私の地元の福岡でのリリースイベントの開催がなくて…。今度機会があれば、福岡のタワーレコード水湊みお推しって書いて欲しいです(笑)。

近藤:私の地元の熊本ではリリースイベントはやりますが、タワーレコードさんがないんですよ(笑)。なので、ミニライブをやれる場所がないので、少しい寂しい気持ちもあります…。

メジャーデビューしても変わらない“馬鹿騒ぎ”魂「私達が楽しんでないと、その気持は伝染していかない」

――メジャーデビューが決まってから、「これがメジャーか」と実感したエピソードはありますか?

宇咲:1日にこんなにたくさんのメディアの方から取材されることはなかったで、今まさに「これがメジャーか…」と実感しています(笑)。

水湊:私はMVに携わっていただく人の人数や、衣装のフィッティングにかける時間も3時間くらいあって驚きました。今までは既存の衣装でMVを撮ることが多かったので、今回は”MV用の衣装“を頂くことができてとても嬉しかったです。「MV用の衣装があるんだ」とびっくりもしました。

岸:私は…「ゲイシャフジヤマ」の振り入れの時に、アイドルの方が着用しているビブスを配られて、メンバー全員で興奮しました。テレビとかでよく見るやつ!

水湊:他にも、今回振り付けをCRE8BOYさんに担当していただいていて、今までとは全然違って足先から指先、表情まで、「ここはこういう歌詞なのでこういうふうに表現してみましょう」といった感じで、本当に一から全部教えていただきました。

――今まで振り付けはどのようにされていたんですか?

水湊:今まではメンバーと話し合って決める部分が多かったです。ダンスを揃えるというよりは、メンバーの個性を大事にしていたので、今回、揃えることを重点的に行うのは初めてだったので今までとは違う#ババババンビになっています。

――メジャーデビューすることでグループに変化もあると思います。メジャーデビューする上で大事にしていきたいことを教えてください。

宇咲:今までの何でもがむしゃらに頑張る姿だったり、私達らしさは大事にしていきたいです。また、メジャーデビューすることで、お客さんとの距離が遠くなってしまうのではなく、今の距離を保ちつつ、私達の嫌なことや難しいことも全部忘れて、馬鹿みたいに楽しくいこうというコンセプトをのこしたまま、さらに良くなるために新しいものも取り入れて行きたいです。

水湊:私たちは”馬鹿騒ぎ“というコンセプトが根本にあるので、私達自身がステージを全力で楽しむっていうことは絶対忘れたくないですね。私達が楽しんでないと、その気持は、どこにも伝染していかないと思うので…。メディアの露出も今後は増えてくると思うので、今まで全然アイドル興味なかった方にも#ババババンビの名前を知ってもらえるような活動をどんどん増やしていきたいです。

小鳥遊:グループ結成当初から話している、「自分たちの良い所や悪い所を全部見せていこう」という思いは変えたくないです。自分の欠点とかも見せた上でその欠点を長所にして、好きになっていただきたいと思っています。

メジャーデビューシングル「ゲイシャフジヤマ」のテーマは“馬鹿楽しい日本の文化”

――楽曲についてもお話をお伺いしたいのですが、「ゲイシャフジヤマ」はどのようなテーマがあるのでしょうか?

水湊:馬鹿楽しい日本の文化をテーマにしていて、「ザ・日本」みたいな要素が入っていたり、少し不思議だったり、微妙に間違っている馬鹿楽しい日本の文化がたくさん散りばめられています。

――「ゲイシャフジヤマ」を聞いた時の印象はいかがでしたか?

水湊:最初に「ゲイシャフジヤマ」というタイトルを聞いたときは和楽器テイストの曲だと思っていて、歌詞も忍者やお寿司、銀座、天ぷらとか入っているので、和風の印象がありました。ですが、曲を聞いたら全然そんなこともなく、わりとエキゾチックな感じで、ラップもあったりだとか、歌詞とのミスマッチさが面白い曲だなと思いました。

小鳥遊:最初に仮歌を聞いたんですが、そのときはまだ誰がどこの歌割りか決まってなくて、ラップもかなり長く特徴的だし、誰がどこを歌うのか気になりました。それに、ラップの声がボーカロイド風だったので「これ私達が歌ったらどうなるんだろう」という戸惑いもありました。

宇佐:仮歌を聴いた時点では戸惑いもありましたが、自分たちの声や衣装だったり振り付けが合わさって、完成した曲を聴いたらバンビらしい曲だと感じました。

近藤:私も、最初に聞いたときは和風の曲なのかなっていう印象が強くて、今までも和風の曲は結構やっていたので同じ感じかとおもったら、全然違くて…。歌詞や音、表情だけですごく変わる難しい曲でした。また、高音の箇所が、今までで一番高い音だったので苦戦しました。

水湊:他にも、最初に聞いたときに間奏の「バンバン」のところがとても耳に残りました。耳に残る曲は、良い曲だと思うので、みんなにもたくさん愛される曲になってほしいです。

――「ゲイシャフジヤマ」のMVもかなりこだわりを感じますが、MVの見どころもお聞かせください。

宇咲:寿司レースがポイントで、この撮影にかなり苦戦しました。CGで色々付け足してくださるので、私たちもどんなMVになるのか楽しみでした。

宇咲:セットもすごく豪華で、初めは何もなかったスタジオが、メイクを終えて入ってみたらお寿司屋さんになっていたり、キャバレーになっていたりと、ひとつひとつにこだわっていただいたので隅から隅まで見て欲しいです。

水湊:撮影自体は朝早くから深夜の2時まで撮影していただいて本当にたくさんの方に関わっていただいて、作り上げたMVになっています。全然つらいとか思わず、ずっと終始楽しく撮影していて、特に、「寿司レース」が一番時間をかけて撮影したシーンなのでぜひ見て欲しいです。

小鳥遊:CGを使った撮影が初めてで、バイクに似たものにまたがり、その状態をスマホでスキャンし、スキャンした情報をもとに、またがっていたものをお寿司に変えると聞いて、驚きました。小ネタもいっぱい入れているので気づいてくれたら嬉しいです。

水湊:情報量がすごく多いミュージックビデオなので何回見ても楽しめると思うので、皆さんにもお気に入りポイントをコメントで書いて欲しいです。

■#ババババンビらしさを残しつつ、新たな形へも挑戦…「じっくり歌詞を聞いたりライブで見ると印象が変わってくる」

――カップリング曲「BPM180」についても印象をお聞かせください。

水湊:曲調は明るくて、振り付けも心拍数のドキドキを表していたり、ババババンビらしいのですが、歌詞はストレートに「好き」を伝えていたので、今までにない珍しい曲だと感じました。

宇咲:TIFで初披露したとき、ファンの方もとても気に入って、好きになってくれたみたいで、会場も盛り上がっていました。

小鳥遊:私たちもレッスンで振り入れを行っている時から絶対に楽しくなる自信があり、初披露した後のSNSでの反響もありがたいことに、「新曲めっちゃいいんだけど」と言った声も聞けて嬉しかったです。

――初回限定盤に収録される「あのねのね」はいかがですか?

宇咲:歌詞を見た時に、とてもかわいいなと率直に思いました。ストレートに好きと伝える曲は今までなかったので、今回はセリフっぽいところもあり、王道なアイドルソングになっていると思います。

小鳥遊スラッシュが3つ入って「てへ」なんてフレーズが、今まではなかったので、少し照れました(笑)。また、どのサビでも同じフレーズを繰り返しているので、1回ライブで聞いていただいたらすぐ覚えられると思うので、早くラブがしたいです(笑)。

水湊:個人的に、歌詞の中でセリフをいただくのが初めてなんです!今まではやっぱり、自分がクールビューティー担当だと思っていたので、あんまりセリフ枠はないと思っていたので、いつもと違う感じがして嬉しかったです。

――みなさんの話を聞いていると、今回のシングルでは、ババババンビらしさも残しつつ新しいことにも挑戦しているということでしょうか?

水湊:そうですね。歌割りも、いつもこの子が歌ってそうだなと思うところが違う子だったり、「あのねのね」で「3.141592」っていう歌詞があるんですけど、誰もが絶対ないだろうなと思っていたらここは岸みゆだったりとか…(笑)。

岸:私、最初この数字が何の数字かわからなくて、レコーディングするときに初めて教えていただきました…。

湊:また、セリフが私と宇咲だったりとか、今までとはちょっと違った歌割りにも挑戦しててるので、普通に聞いていると、今までのババババンビっぽいと思うかもしれないのですが、じっくり歌詞を聞いたりライブで見ると印象が変わってくると思います。

武道館ライブ・馬鹿騒ぎ”天下統一への思いを語る「最初で最後の武道館と謳ってはいますが、解散するわけではありません!」

――アイドル総選挙で初代王者となり、メジャーデビューや半年後には武道館ライブ控えるなど、世間から注目されるグループになっていると思います。ご自身たちはどのように感じています?

水湊:メジャーデビューが決まってからメンバーの脱退があり、そこから3ヶ月ぐらい音沙汰がなかったので正直メジャーデビューはなくなったと思っていました…。2人がいなくなった分もっと5人で頑張って、新しいグループの魅力を伝えていきたいと思っているので、憧れを持っていただくことはありがたいことですが、この先も天狗になってはいけないなとも思っています。

――最後に半年後に開催される武道館ライブへの意気込みをお聞かせください。

岸:武道館ライブまであと半年あるので、武道館に立つことだけが目標にするのではなく、この半年で武道館にふさわしいアイドルにちょっとでも近づけるように頑張ります。応援してくださる皆さんも、一緒に歩んでいただけたら嬉しいです。

小鳥遊:本当に初ライブをする前から武道館に立ちたいと、一貫して武道館を憧れの舞台としてあげていたので、本当に自分ながらにシンデレラストーリーだなと…。決まっただけではまだ、成功とはいえないので、最初で最後の武道館っていう気持ちを持って、今準備を進めているので、絶対に見ていただきたいです。最初で最後の武道館と謳ってはいますが、解散するわけではありません!

水湊:公演日が平日ではありますが、絶対後悔させないので、みんなに来ていただきたいです。

近藤:まだ半年先とはいえ、半年なんてすぐに来てしまうと思っていて、メンバーも5人になったばかりで、個人でもグループとしても力がまだまだ足りないところもあると思っています。あと半年しっかり準備をしてババババンビを知らない人にもグループの凄さを伝えられるように頑張っていくので、ぜひ武道館に来てください!

#ババババンビ/撮影=安田まどか