不思議の国のアリスが誘う、現代本格の最前線
碩学の名探偵セルダム教授、再登場!

2006年翻訳ミステリシーンで話題となり、『2007本格ミステリ・ベスト10』海外本格ミステリランキングで4位となった『オックスフォード連続殺人』の著者が放つ、十数年ぶりの続編。

セルダム教授とアルゼンチンからオックスフォード大学に来た留学生が、ルイス・キャロルが残した日記の謎に挑む過程で遭遇する事件。

アルゼンチン本格ミステリー作家十数年ぶりになる最新作!

■あらすじ

ルイス・キャロルの喪われた日記をめぐる

奇怪きわまる死の連鎖の謎に挑む!

「私」はアルゼンチンから来たオックスフォード大学の給費留学生。

2年目の課題として筆跡に関するプログラムの開発に取り組むなか、旧知の数学者セルダム教授から秘密の依頼を受ける。ルイス・キャロルの喪われた日記にまつわる、新出の書類の筆跡鑑定をしてくれというのだ。

ルイス・キャロル同胞団内部に蠢く不穏な空気を破ってやがて幕を開ける悲劇。アリスと数理数列に彩られた知の迷宮に挑むセルダムの叡智が見出した真実とは。

アルゼンチン発、本格ミステリーの新地平!(解説・三門優祐)

■書籍情報

アリス連続殺人

著者 : ギジェルモ・マルティネス

和泉圭亮/訳

出版社 : 扶桑社

発売日 : 2023/9/27

扶桑社ミステリー文庫

定価:1,540円(1,400円+税)

ISBN978-4-594-09241-2

■購入リンク

Amazon    https://www.amazon.co.jp/dp/4594092411/

楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17628653/

■著者プロフィール

Guillermo Martinez

ジェルモ・マルティネス

1962年アルゼンチン生まれ。10代にして最初の短編集“La jungle sin bestias”(「獣なきジャングル」)を発表。その後、数々の文学賞を受賞したのち、93年、初の長編小説“Acerca de Roderer”(「ロデレールについて」)を上梓。現代アルゼンチン文学の旗手として高い評価を得ている。『オックスフォード連続殺人』でアルゼンチン・プラネタ賞を受賞。本書にてスペインで最も権威ある文学賞ナダール賞を受賞。一方で数学にも造詣が深く、84年にスール大学数学科を卒業し、論理専攻の数理科学で博士号を取得。その後の研究でオックスフォードに2年間留学している。現在はブエノスアイレスに在住。

翻訳/和泉圭亮(いずみ けいすけ)

上智大学外国語学部イスパニア語科卒業。

訳書に『オックスフォード連続殺人』、『ルシアナ・Bの緩慢なる死』(扶桑社ミステリー)、『ゴッド・ハズ・ア・ドリーム』(竹書房)などがある。

配信元企業:株式会社扶桑社

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