エクセルソフトは、.NETアプリケーション開発用コンポーネントの新バージョン「SpreadsheetGear 2023(Ver.9)」の販売を9月27日に開始した。

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 SpreadsheetGearは、Microsoft Excelがインストールされていない環境でExcelファイルを高速に読み込み、編集、保存、印刷できる.NETアプリケーション開発向けのスプレッドシートコンポーネント。要件やプラットフォームにあわせて、.NET Framework版、.NET版(クロスプラットフォーム版)、すべての製品が含まれるバンドル版を選択できる。

 Excel VBAやCOM開発者にとって使いやすいExcel互換の高速演算エンジン、WinFormsやWPFアプリケーション向けのスプレッドシートコントロール、Excel互換のグラフ生成コンポーネントによる包括的なグラフの作成、変更、出力、操作など、さまざまな機能を提供する。また、開発したアプリケーションサーバー(ウェブサーバーを含む)やクライアントデスクトップ)で使用する際に、配布(運用)ライセンスが必要ないため、開発から運用、将来的なサーバー増設やシステム拡張まで、トータルコストを抑えたシステムの提案、導入が可能となる。

 今回の新バージョンでは、新たに「SpreadsheetGear for Windows」をラインアップに追加した。クロスプラットフォーム向けのSpreadsheetGear Engine for .NET製品にWindowsベースのUI機能を追加した上位製品で、.NET 6と.NET 7プラットフォームをターゲットとしている。

 旧バージョンで既知の制限だったOpen XMLファイル形式でのセル コメントやフォームコントロールの読み込み、書き出しをサポートした。また、オートシェイプのグラフへの埋め込み、矢印線(始点、終点スタイル)のサポート、オートシェイプのグループ化やグループ化の解除など、Excelとの互換性がより向上した。

 さらに、ワークシート保護時の詳細なオプション指定、ワークシートの印刷ヘッダーや印刷フッターへの図の挿入、グラフ シートの生成、ワークブックのドキュメントプロパティとカスタムプロパティのサポートなど、ワークブックやシート全体の機能性が向上した。

 価格は、SpreadsheetGear for .NET Framework 開発者ライセンスが24万6400円、SpreadsheetGear Engine for .NET 開発者ライセンスが16万3900円、SpreadsheetGear for Windows 開発者ライセンスが24万6400円、SpreadsheetGear Bundle 開発者ライセンスが29万5900円。