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クラムボンのライブBlu-ray「クラムボン 添春編 {overture}」をリリースするためのクラウドファンディングがスタートした。

【写真】クラムボン“ポジティブな巣ごもり”前のワンマンライブの様子

クラムボン 添春編 {overture}」は2月に東京・東京ガーデンシアターで行われたワンマンライブ。クラムボンは本公演をもってライブ活動を一時休止し、“ポジティブな巣ごもり”に入ることを公表しており、多くの観客が足を運んだ。

この公演映像のパッケージ化に向けたクラウドファンディングではメンバーの楽器、ステージ使用品、メンバー手描きの1点ものアイテムなどのリターンが用意されている。支援の受付期間は9月29日20:00から10月30日23:59まで。

クラムボン コメント

ミト(B)

あの有明ガーデンシアターでのライヴから、もう半年以上。
2015年の武道館公演からメジャーレーベルを離れ、
激動と混沌の音楽業界を自分たちの力だけで走り抜けた、7年間の“総括” のような濃密なライヴ、、、
終わった後の数ヶ月は、今まで自分たちが、およそ経験したことのないくらいの達成感とやり切った感で、ほとんど抜け殻のようでした。
最近ようやく、あの時の写真や映像の一片を見返すことができたのですが、なんか本当に3人の表情が別人のように見えて、
「なんか凄い頼もしいこと、この3人はやってたんだな」と、
他人事のように感じてしまうくらい、熱量と気迫と想いが詰まったライヴだったんだなと、
今になってようやく実感が湧いてきたような気がします。
このライヴは“形”にしなきゃ、そう強く感じたのです。
改めて、クラムボンは「添春編 {overture}」を映像化しようと思います。

今回は“うぶごえ” のスタッフに協力してもらって、
また新しいアイテムをみなさんと一緒に作っていけたらと思います。
クラウドファンディング自体も久々で、またあのワクワクが体験できると思うとほんと楽しみです。
今回もかなりサプライズでビッグなコースが沢山!
ぜひ皆さんと一緒に素敵な作品を作れたら!!
どうぞよろしくお願いいたします。

原田郁子(Vo, Key)

数えてみたら、7ヶ月、時がたっていました。(もっとずっと前のことのようにも感じます)
どーーーーーーーーんと広い空間が、透んだ光の乱反射みたいに、響いていました。
たくさんのことを、思いをこの日に集めて、準備をしてきました。
「はじまったら、おわる落ち着いて、味わおう」
武者震いとともに、そんなことを舞台袖で思って、深呼吸をした記憶があります。
人と人が集まることができなかった時期があって、あんなにも集まって、音楽ができた、じかん。。
いまも、真空パックみたいにして、胸のなかにあります。
クラムボンというバンドが次に動きだすまえに。
あの日のライブをまとめて、かたちにのこすことに決めました。
岩井俊二さん、以来のクラウドファンディングで、
編集とMIXをして、パッケージをつくります。
いろんなコースを用意してみたよ。
どきどき、、!
ゆっくりのぞいてみてくださいね。
そして、もし参加できそうでしたら、ぜひ!!
来年の春、ちょうどライブから1年後に、お届けできたらーーーと思っています。

新曲「ピリオドプレリュード
Music Videoを、YouTubeに公開しています。
yurinasiaさんの振り付けを、たどたどしく、も、懸命に踊る、我々3人!
ぜひご覧くださいね♡
これからも、
クラムボンをどうぞよろしく!!!

伊藤大助(Dr)

あれから半年が過ぎました。
2022年11月某日、東京ガーデンシアターに下見に伺った際、初めて見る立派なたたずまいに圧倒されなが
ら、当日の自分の立ち位置から見える風景を写真に撮って、その後毎日見返しては2月23日をイメージして
いた日々を思い出します。
当日、若干緊張ぎみに会場入りしたものの、いつもの楽器達が並んで沢山のスタッフが働く様子を眺めてい
たら、改めて多くの方々に支えられているありがたみを感じると共に、なんだか妙に落ち着いた気持ちにな
ったことをおぼえています。
いいライブでした。素敵な会場でした。想像を遥かに越えたいい景色でした。
今もまだ充実感と余韻は続いています。
それゆえに…思い出にとどめておくには勿体ない!
ガーデンシアター公演を形に残したい!
オンステージ以外の空気も感じていただきたい!
このプロジェクトに寄せる思いです。
楽しんでご支援いただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

ライブBlu-ray「クラムボン 添春編 {overture}」クラウドファンディングビジュアル