澄田綾乃さんに初グラビアのエピソードを聞いた
澄田綾乃さんに初グラビアのエピソードを聞いた

週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は"令和最強のメリハリボディ"と呼ばれる、澄田綾乃さんの前編。

澄田さんは2019年、19歳でアイドルグループメンバーとしてデビュー。2021年2月に『週刊ヤングジャンプ』で「神様の最高傑作」のキャッチコピーとともに初グラビアを披露すると、その端正な顔立ちと抜群のスタイルが大きな話題に。

2ヶ月後、『週刊プレイボーイ』でもグラビアを披露し、たちまちグラビア界の有望新人として注目を集め、その後は各雑誌の表紙・巻頭を席巻。現在は女優を目指し、日々鍛錬を重ねています。

今回はそんな澄田さんに芸能界に入った経緯から、初グラビアに関するエピソードまでを聞きました。

【画像】澄田綾乃の初グラビア


澄田綾乃『週刊ヤングジャンプ』2021年No.9(撮影/山口勝己)より
澄田綾乃『週刊ヤングジャンプ』2021年No.9(撮影/山口勝己)より

──週プレにゆかりのあるタレントさんや女優さんにグラビアのお話をお伺いしています。先に学生時代のお話を聞きたいんですが、澄田さんはどんなタイプだったんですか?

澄田 ちょっと変わったコで、周りから浮いていましたね。

──変わったコ?

澄田 思い込みが激しいタイプというか。たとえばクラスでイジメとかあるじゃないですか。見かけるとすぐ首突っ込んじゃう。で、「あいつは面倒臭いヤツだぞ」と周りから煙たがられちゃうみたいな。

そんなだからクラスの友達はほんの数人。ひとりでいることも多いので、インキャと思われていましたね。

──芸能界を目指そうなんて思ったことは?

澄田 なかったです。将来は介護福祉士になろうと思っていました。身内が亡くなったのと、親が介護の仕事をやっていたこともあって高校で社会福祉の勉強をしていました。高校卒業直後に介護士の国家資格も取得しましたね。

──立派です。学生時代といえば、あるインタビューを読みましたけど、澄田さんはすごくモテたらしいですね。

澄田 モテたというか、100名以上の男のコに告白されたことがあります(照笑)。同級生だけでなく後輩もいましたし、他校の生徒からもアプローチされました。

──100名はすごい。一体、どんなふうに告白されるんですか?

澄田 同じ学校の同級生や他校の生徒から駅とかショッピングモールで声をかけられたり。最初は「わーい!告白された!」なんて嬉しかったんですけど、途中から嬉しいのかどうか、よくわからなくなってきました(苦笑)。

澄田綾乃

──それはそうなりますよね。そんな澄田さんが芸能界に入った経緯は?

澄田 最初のきっかけは高1の冬休みに、交通事故に遭って顔面麻痺になったことなんです。

──えっ! 交通事故!?

澄田 はい。幸い2ヶ月くらいで治ったんですけど、一時期はまぶたも閉じられないレベル。もう一生、笑えないんじゃないかと思うくらい、ふさいじゃいました。

で、ある時、その時に放映されていたドラマ『校閲ガール』を見ていたら、石原さとみさんのファンになってしまって。

石原さんって表情がコロコロ変わって豊かで、可愛らしいんです。自分が顔面麻痺になったからか惹かれたんですよね。そのうち石原さんのようになりたいと思うようになりました。

あと高2の時、友達の勧めでライブ配信を始めたのも大きくて。お母さんから「壊れたラジオ」と言われるくらいおしゃべりが好きなので(笑)、やってみたら楽しいうえ、見てくれる方が増えて。そのうち笑顔が可愛い、癒されるって褒めてもらえるようになったんです。

自分の笑顔をそんなふうに思ってもらえるなんて嬉しいと思っていたら、今度は「芸能界に興味ないの?」ってコメントをいただくようになって。最初は「自分に人に好かれる才能なんてある?」と思いましたけど、徐々にやってみたい気持ちが湧いてきたんです。

──そこから芸能界を目指したと。事務所などのオーディションは受けました?

澄田 はい。いろいろ受けましたがどれもダメで。そんな中、ある事務所からこれから結成されるというアイドルグループに誘われました。「アイドルか!?」と悩みましたけど、その時19で年齢的にもギリギリだと思ったので、思い切って入ることを決めて。

ゼロからのスタートだったので、最初の頃は集客も大変でしたけど、とにかく必死になって活動しましたね。

澄田綾乃

──グラビアをやるようになったきっかけは?

澄田 グループのMVを撮影するため、神奈川県の三浦海岸へ行ったんです。その時に撮った水着のオフショットをSNSにあげたらバズって、『週刊ヤングジャンプ』(以下、『ヤンジャン』)の編集さんに声をかけてもらいました。

──水着グラビアに抵抗はなかったんですか?

澄田 正直、ありました。私、中2でDカップあったんですけど、その頃から胸の大きいのがコンプレックスだったんです。事務所の人から水着の仕事に誘われたりしたけどずっと断っていましたし。

でも当時、アイドル活動を始めて1年経った頃で、新しいことをしたかったのと、あとグループを盛り上げるため何かしたいって気持ちがあって。しかも誘っていただいているのが有名な『ヤンジャン』さんですからね。よし、やってみようかって。

──その初グラビアは『ヤンジャン』の2021年No.9(1月28日発売)に掲載されました(撮影/山口勝己)。白のビキニ、赤ニットや紺のワンピース水着など、さまざまな衣装を着て初々しい姿を見せています。

澄田 都内のスタジオで撮影しました。確かカメラマンさんに「アイドルっぽく純粋に撮りたい」って聞いた気がします。でもめちゃくちゃ緊張しちゃって。なによりグループから離れた仕事はこの時が初めて。「やらかしたらどうしよう!」ってプレッシャーがあったし、撮影中はカメラマンさんの指示にしたがうだけで精一杯でした。

澄田綾乃『週刊ヤングジャンプ』2021年No.9(撮影/山口勝己)より
澄田綾乃『週刊ヤングジャンプ』2021年No.9(撮影/山口勝己)より

──初水着ということで恥ずかしさは?

澄田 それは大丈夫でした。「笑顔が固い」って言われていたのでそっちのほうが気になって。うまくできていなかったんですよ。自分ではしっかり笑っていたつもりなんですけど(笑)。

──撮影で覚えていることは?

澄田 メイクかな。アイドルはステージ映えするよう強めにするんですけど、この時はナチュラルで「大丈夫かな」って不安がありました。でも上がりを見たらびっくりするくらい可愛い。全部計算してやってるんだ! すごい! って感激しましたね。

──それにしてもギリシア彫刻のようなスタイルは圧巻です! 「神様の最高傑作」のキャッチ通り、神々しいです。

澄田 いやいやいや! この号が出て、それを見た周囲の人たちから「そんなに期待値上げて大丈夫?」って心配されちゃいましたよ(笑)。あとお母さんからは「私が神ということでよろしいですか」ってラインもきましたね。

──この『ヤンジャン』のグラビアから約2ヶ月後、『週刊プレイボーイ』2021年16号4月4日発売)に登場します。タイトルは「旅の終わりは君がいい。」(撮影/Takeo Dec.)。ビーチや民宿を舞台にした穏やかな雰囲気のあるグラビアでした。

澄田綾乃『週刊プレイボーイ』2021年16号(撮影/Takeo Dec.)より
澄田綾乃『週刊プレイボーイ』2021年16号(撮影/Takeo Dec.)より

澄田 二度目だったので少しは落ち着いて撮影に臨めた気がします。あとちょっと大人っぽいイメージのグラビアで、笑顔もそこまで求められなかったので楽でした(笑)。

初グラビアの時になかったバックショットが載っているんですけど、じつはヤンジャンさんのグラビアを見たファンの方から「次は是非(バックショットを)見たい!」って声が結構、あったんですよね。なので誌面を見た時、要望に応えられてよかったな、喜んでくれたらいいなって思いましたね。

澄田綾乃『週刊プレイボーイ』2021年16号(撮影/Takeo Dec.)より
澄田綾乃『週刊プレイボーイ』2021年16号(撮影/Takeo Dec.)より

澄田綾乃

澄田綾乃(すみだ・あやの
1999年2月26日生まれ 山口県出身 
身長156㎝ B88 W56 H87 血液型=A型
公式Twitter【@AYANO_SUMIDA】
公式Instagram【@nonnon112620】
公式TikTok【@cocomoka0226】

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取材・文/大野智己 撮影/山上徳幸

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