チェルシーマウリシオ・ポチェッティーノ監督(50)は上層部から全面的に信任を得ているという。

昨シーズンのプレミアリーグで12位に沈んだチェルシー。2021-22シーズンに欧州を制した勝負強さは鳴りを顰め、今季も1勝2分け3敗の14位。スカッドが大きく変わり、転換期なのは確かだが、昨季からの改善は今のところ見られない。

それでも上層部に今夏就任のポチェッティーノ監督を解任するというアイデアはなし。イギリスフットボールインサイダー』によると、これは昨季からの学びだという。

昨季はスタートダッシュで躓いたトーマス・トゥヘル監督(現:バイエルン)に我慢できず、開幕1カ月で解任。後任としてブライトン&ホーヴ・アルビオンから引き抜いたグレアム・ポッター監督も大きくチームを改善できずに7カ月で諦め、最後はOBのフランク・ランパード氏がシーズン終了までの暫定監督を務めた。そして、監督を代えるたびにチーム状況が悪化していった。

24日のアストン・ビラ戦で敗戦を喫した直後には、トッド・ベーリー氏とともに共同オーナーを務めるベフダッド・エグバリ氏がロッカールームへ直行したことが明らかにされているが、早急な監督交代がクラブの利益にはならないことをようやく学び、ポチェッティーノ監督解任もないとのことだ。

全面的に信任を得ている格好のポチェッティーノ監督。とはいえ、一刻も早く安定感あるチームを築きたいところだろう。