犬の愛情はたくさんの人を幸せにしてくれる。その愛情は飼い主だけでなく、自分を好きでいてくれる第三者にも注がれることがある。
飼い主とマンションに住む犬は、子供の頃にこの建物を清掃する女性と顔見知りになった。女性は犬が大好きで、甲高い赤ちゃん言葉で犬に話しかけ、体中を撫でてくれる。
犬は掃除機の音が聞こえると、女性が近くにいることを認識したようで、家の中にいても音が聞こえてくると、会いに行かせてとドアの前で催促するという。
アメリカ、コネチカット州で暮らすスクービ・マゲザさんは、スポーツ専門チャンネルESPNのオンエアホストで、多くの人に知られている。
マゲザさんは、ゴールデンドゥードルのスクレイピー(オス)を飼っている。かねてから犬が大好きだったマゲザさんはイリノイ州に住んでいた時に、とても優良なブリーダーと知り合った。
その時はまだ犬を飼う余裕はなかったが、コネチカット州に引っ越してから6か月後、子犬が産まれたと聞き、いてもたってもいられなくなり、イリノイ州に飛行機で飛び、連れて帰ってきたそうだ。
以来、マゲザさんはスクレイピーを目に入れてもいたくないほど溺愛している。
スクレイピーはボール遊びが大好きだが、人懐っこくフレンドリーな彼の大きな情熱は、新しい友達との交流にも注がれている。
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特にスクレイピーが子犬の頃からずっとこのマンションの清掃員として働いているアレクサンドラさんは、彼にとって特別な存在だ。
犬が大好きなアレクサンドラさんは、スクレイピーを見ると大歓迎してくれ、高い声で赤ちゃん言葉を使って話しかけてくる。
彼女がスクレイピーを撫でると、うれしくって好きにして状態に。アレクサンドラさんの姿を見るや否や、彼女のもとに飛び出していくのだ。
掃除機の音が近づくと、会いに行きたいとおねだり
スクレイピーとアレクサンドラさんは相思相愛だ。お互いに会うことで気分が良くなるのが手に取るようにわかるという。
スクレイピーは掃除機の音がアレクサンドラが近くにいる合図であることに気が付いたようで、その音が近づくと、部屋の中にいても外に出してとおねだりするようになったという。
掃除機の音がしなくてもスクレイピーは彼女の存在を見逃さない。外に出て散歩の帰りであっても、アレクサンドラさんの姿がそこにあれば、ピョンピョンはねて、尻尾をぎゅんぎゅん振り回し、「ぼくはここにいるよ!」をアピールするのだという。
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犬は女性の高い声で赤ちゃん言葉を話しかけられるとうれしいという研究結果が報告されたが、アレクサンドラさんの話し方はまさにそのものだ。
この高いトーンの赤ちゃんに話しかけるような声は、犬との絆を結ぶのにやはり有効だったようだね。以下の動画でアレクサンドラさんの声を聴くことができる。
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ゴールデンドゥードルはゴールデンレトリバーとプードルのミックス犬で、プードルの人懐っこさとゴールデンレトリバーの温和で社交的な性格を兼ね備えているという。
賢くて学ぶことが大好きで、忠実で素直なのでしつけやすい。この特性を生かして、盲導犬や災害救助犬、介助犬として活躍しているそうだ。
written by parumo
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