朗読劇「ハロルドとモード」(東京公演:9月28日[木]~10月12日[木]/大阪公演:10月14日[土]~16日[月])のゲネプロが、9月27日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われ、主演の黒柳徹子、共演のSnow Man・向井康二、桜井日奈子片桐仁、渡辺いっけい、戸田恵子らが登壇した。

【写真】黒柳徹子“モード”を思い、涙する向井康二“ハロルド”

■最愛の人との出会いが一人の青年の運命を変える――

1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』を舞台化した同作。ブラックユーモアを随所にちりばめながら、年齢差のあるちょっと変わった二人のラブストーリーと生きることの楽しさをコメディータッチに描く。

主役の79歳のチャーミングな女性・モードを演じるのは黒柳。1977年の来日公演を観劇して以来、出演を熱望していた黒柳は、2020年の公演で長年の夢を実現。以降、ライフワーク公演として続け、2023年で四度目の上演となる。

モードに恋する19歳の少年・ハロルド役を務めるのは向井。2020年公演の生田斗真、2021年公演のジャニーズWEST・藤井流星、2022年公演のSexy Zone・佐藤勝利からバトンを受け継ぎ、新たなハロルドを作り上げる。

さらに、桜井、片桐、渡辺、戸田といった実力派が顔をそろえ、二人の生き様と恋模様を脇から支える。

公演初日に先駆け、出演者がコメントを発表した。

黒柳徹子コメント

原作も良く、映画にもなり、皆さまの好きな作品だけあって、幕が閉じた時、きっと皆さまには良かったと感じていただけると思います。

戸田さんは迫力があってすてき!向井くん、プライベートの姿からもハロルドにピッタリ!渡辺さん、とっても力強くて、面白い!片桐さん、普段の言動から面白い!桜井さんは、表情豊かでかわいい!今回の出演者の「ハロルドとモード」をお楽しみください!

■向井康二コメント

稽古を通してお芝居の楽しさを感じました。朗読劇は初めてなのでどういうものなのかワクワクもしていましたが、いざやってみるとやはり難しいことがいっぱいで、学ぶことがたくさんあります。さらに、共演者の皆さんの演技が本当に素晴らしくて刺激を毎日もらえました!!

稽古場の雰囲気は温かくてとても楽しいです。戸田さんがよくフルーツを差し入れしてくださり、みんなで一緒に食べたりもしていました。徹子さんが稽古前よく食べているのですが、席が隣なのでかわいいなと思いながらこっそり見てます。

そんな徹子さんだからこそモードというすてきな女性を自然に演じられるのかなと思います。僕はこの作品が大好きなので、この舞台の一員として参加できることが幸せです。

公演を楽しみにしている皆さん。見てもらった後に何か大切なものを皆さんなりに受け取ってもらえたらうれしいので、僕は1公演1公演大事にハロルドを演じたいと思います。劇場まで気を付けてご来場ください!

■「ハロルドとモード」ストーリー

自分らしく生きる破天荒でキュートな79歳の女性・モード(黒柳)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(向井)という、真逆の死生観を持つ二人。

共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で、何度か顔を合わせたことにより仲が深まり、ハロルドは次第にパワフルな生き方をするモードに引かれていく。周囲の人々は二人の交際にひどく反対するが、二人はおかまいなし。

そんなある日、生きることの楽しさをモードから学んだハロルドは、モードの80歳の誕生日パーティーを開く。

9月27日に「ハロルドとモード」のゲネプロが行われ、黒柳徹子、向井康二らが登壇した/※ザテレビジョン撮影