セリエA第6節が27日に行われ、ラツィオとトリノが対戦した。

 リーグ開幕以降、わずか1勝しか挙げられておらず15位に低迷するラツィオ。9位のトリノとの一戦に、チーロ・インモービレやルイス・アルベルトをスタメンで起用した一方、鎌田大地は2試合連続のベンチスタートとなった。

 前半は一進一退の攻防が続く堅いゲーム展開に。是が非でも勝利が欲しいラツィオだが、ブロックを形成しながらカウンターを狙うトリノ相手に、前半はシュート2本に留まるなど、目立ったチャンスを作り切れない。

 迎えた後半、開始早々にラツィオが均衡を破る。右サイドでボールを持ったマヌエル・ラッザリが、フェリペ・アンデルソンとのワンツーでボックス内に侵入するとダイレクトでクロス。ゴール前で待ち受けるマティアス・ベシーノが右足で合わせ、ラツィオが先制に成功した。

 先制点を機に攻勢を強めるラツィオは、75分に美しいポゼッションでトリノを翻弄。細かいパスワークからマッティア・ザッカーニが左サイドを突破すると、ドリブルで持ち運んでGKと1対1の局面に。角度のない難しい状況だったが、冷静にゴールへと流し込み貴重な追加点を奪取した。

 結局、試合は2-0で終了し、ラツィオが今季ホーム初勝利を挙げた。なお、鎌田大地は2試合連続で出番なしに終わっている。次節、ラツィオは30日にアウェイでミランと、トリノは来月2日にホームでヴェローナと対戦する。

【スコア】
ラツィオ 2-0 トリノ

【得点者】
1-0 56分 マティアス・ベシーノ(ラツィオ
2-0 75分 マッティア・ザッカーニ(ラツィオ

今季ホーム初勝利を挙げたラツィオ [写真]=Getty Images