ソニーは、ワイヤレス/ストリーミングマイクロホン「ECM-S1」とワイヤレスマイクロホン「ECM-W3/ECM-W3S」を2023年11月17日に発売する。希望小売価格は以下の通り。

  • ECM-S1:税込5万8,300円
  • ECM-W3:税込6万3,800円
  • ECM-W3S:税込4万7,300円

クリアでノイズの少ない高音質収録に対応したワイヤレス/ストリーミングマイクロホン

ソニー、ワイヤレスマイク新製品メイン写真
形式 バックエレクトレットコンデンサー型
周波数特性 20Hz –20 000Hz
収音モード(指向性) モノラル単一指向性/モノラル全指向性/ステレオ単一指向性
モノラル/ステレオ モノラル/ステレオ
チャンネル音声出力 2ch
出・入力端子 マイクロホン(外部入力):3.5mmミニジャック(モノラル)
レシーバー(出力):Miシュー/USB Type-C/3.5mmミニジャック(ステレオ)
寸法(幅×高さ×奥行き)/質量(約) マイクロホン:63.0 mm x 137.5 mm x 63.0 mm / 157 g(スタンド含む)
レシーバー:32.0mmx29.0mmx50.0mm/25g

ECM-S1は、大型マイクで幅広い範囲の収音ができる新コンセプトのワイヤレス/ストリーミングマイクロホンだ。モノラル/ステレオ対応と3種類の幅広い指向性を備えた収音モードを特徴としている。

マイクにはコンパクトな14mmの大口径カプセルを3つ搭載し、高感度でフラットな音声周波数特性によりクリアな収録を実現できるとしている。ノイズカットフォルターやローカットフィルターを搭載しており、クリアでシャープな耳障りな雑音を除いた収音を可能にしている。ポップガードが付属しており、ボーカルやナレーションなどの音声を最適な環境で録音できるという。

ソニー、ワイヤレスマイク新製品説明写真

ECM-S1は、使用シーンの用途に合わせて収音モードを選択可能。「モノラル単一指向性」はナレーションやボーカル、ポッドキャスティングなど1人の人物収録、「モノラル全指向性」は複数人数の音声録音や現場の雰囲気を捉えた収音、「スレテオ単一指向性」は音楽の収録に適しているという。

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収音モード切り替えスイッチやフィルター切り替えスイッチを搭載

ワイヤレスの伝送仕様は、Bluetooth 5.3 Low EnergyとC3plusコーデックに対応。低消費電力、低遅延を実現している。見通しのよい場所で150mまで通信可能で、13時間連続使用が可能。

オーディオレベルダイヤルを搭載しており、音声入力レベルをインジゲーターランプで確認しながら、ダイヤルでマイクを調整できる。ミュートボタンミュートの切り替えが可能。

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ECM-S1のレシーバーは、MIシューに対応しており、カメラと直接ケーブルレスで接続が可能。カメラから給電が可能で、レシーバー本体の電力を心配する必要はないとしている。

USBデジタルオーディオ出力に対応し、マイク、レシーバーともにUSB Type-Cポートを搭載。3.5mmミニジャックによるマイク音声出力を搭載しており、MIシューを搭載していないカメラやパソコン、ICレコーダーなどにも利用可能としている。

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デジタルオーディオインターフェイス対応カメラに接続することで、音声をデジタル信号としてダイレクトに伝送可能
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3.5mmミニジャック音声出力やUSB Type-Cポートを搭載

軽量でコンパクトなワイヤレスマイクロホンEC-W3/W3S

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EC-W3はマイクが2つ(左)、EC-W3Sはマイクが1つ(右)付属する。充電ケース付き
周波数特性 20Hz –20 000Hz
収音モード(指向性) 全指向性
モノラル/ステレオ モノラル
チャンネル音声出力 2ch
出力端子 マイクロホンUSB Type-C/3.5mmミニジャックステレオ
レシーバー:MIシュー/USB Type-C/3.5mmミニジャックステレオ
寸法(幅×高さ×奥行き)/質量(約) マイクロホン:25.0mmx52.5mmx20.5mm/17g
レシーバー:32.0mmx29.0mmx50.0mm/25g
充電ケース(NEW2):92.5mmx41.5mmx65.5mm/110g
充電ケース(NEW3):68.5mmx41.5mmx65.5mm/90g

EC-W3/W3Sは、クリアな音声と静寂による優れたデジタル収音ができる軽量でコンパクトなワイヤレスマイクロホンだ。EC-W3はマイクが2つと充電ケース、EC-W3Sはマイクが1つと充電ケースをセットにしている。

USB Type-Cの対応で、パソコンやスマートフォン、他社製カメラにも対応。マイクの小型化を特徴としており、重量17gは同社ワイヤレスマイクの現行モデル「ECM-W2BT」の27gから大幅な軽量化を実現。ワイヤレスマイクを襟元に付けた際に垂れ下がったり、重くて煩わしいという問題を軽減しているという。

MIシュー接続でバッテリーを気にせずに使用可能。充電ケースも付属しており、使う時には満充電の状態で使用でき、ケーブル1本で3つのマイクの充電を可能としている。

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小型の充電ケースを付属。外出時に内蔵バッテリーを充電できる

EC-W3/W3Sは、ホワイトノイズの抑制も特徴としている。高S/Nの全指向性のマイクユニットを搭載しており、ノイズの少ないクリアな収音を可能にしている。ワイヤレスマイクロホン「ECM-W2BT」からの進化点として、マルチインターフェイスシューによるデジタル音声伝送に対応。ノイズの混入を抑えた録音を可能としている。

ノイズリダクションフィルター機能を搭載し、耳障りな雑音を効果的に除去が可能。シャープでクリアな収音ができるノイズカットフィルターや風切り音、空調、振動などの不要な低音を低減するローカットフィルターの搭載を特徴としている。

ソニー、ワイヤレスマイク新製品説明写真
デジタル信号処理を使用して耳障りな雑音を効果的に除去し、シャープでクリアな収音ができる

アッテレーター機能を搭載しており、3段階の収録音量の調整を可能にしている。

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収録音量に応じて記録レベルを3段階に調整できるアッテレーター機能を搭載する

ワイヤレスは、ECM-S1と同等としている。マイクは、2つの収音を分けるかミックスするかを選択可能。マイクに外部入力端子が付属しており、同社「ECM-LV1」のようなラベリアマイクと組み合わせとして使用できる。

レシーバーは、ECM-S1と同等としている。USB Type-C端子が付いており、スマートフォンやパソコンとの接続が可能。3.5mmジャックを搭載しており、他社カメラにも接続対応を特徴としている。

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野外での撮影時に風切り音の低減させるウインドスクリーン付属
ソニー、「ECM-S1」「ECM-W3/ECM-W3S」発売。ワイヤレス新製品3モデル登場