5月2日に始まった全米脚本家組合(WGA)のストライキが、現地時間27日0時をもって、正式に終了した。

24日にWGAの交渉リーダーと全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)の間でなされた合意について、26日にWGAの役員らが投票を行ったところ、全会一致で承認が出たことを受けてのもの。

近々、全組合員による投票も行われるが、それを待たずして、脚本家は仕事に戻ることができる。ストライキが始まってすぐに製作が中止になった深夜のトーク番組などは、ただちに脚本家を呼び戻して再開準備に入る模様だ。

ただし、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)とAMPTPの話し合いは断絶したまま。映画やドラマの撮影は、こちらのストライキが終わるまで始められない。

文=猿渡由紀