公益財団法人大阪産業局 クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック(以下、メビック)は、2023年10月25日(水)に、インド・デザイナー協会 ベンガルール支部長であるジェイコブ・マシュー氏をゲストに招き、【インド・ベンガルール「インパクト・デザイン」の取り組み】を大阪産業創造館にて開催します(英日逐次通訳あり)。

大阪のクリエイティブ産業振興施設・メビックでは、クリエイターの視野やネットワーク拡大を図るため、海外のデザイン関連機関等との交流を推進しています。今回はその一環として、インド・デザイナー協会 ベンガルール支部長のジェイコブ・マシューをゲストに招き、ベンガルールの現状や、自身のデザイン哲学についてお話しいただきます。

人口が中国を抜き世界第一位となり、「グローバルサウス」の代表格として存在感を増すインドは、デザインカウンシルや国立デザイン研究所の設立などを通じ、産業政策として、インドのデザインがグローバルな舞台で競争力を高めるためのプラットフォームづくりに取り組んでいます。

特に、IT産業の集積地として知られるベンガルール(旧称:バンガロール)は、近年ではデザインによる都市・社会の変革にも力を注いでおり、今年7月、世界デザイン機構(WDO)*1から、市民生活の質の向上につながるデザインプロジェクトを創出するための「ワールド・デザイン・プロトポリス(WDP)*2」のパイロットプロジェクト都市として認定されました。

WDPの主要メンバーであり、社会起業家、教育者としても活躍するジェイコブ氏は、単に外見や機能だけでなく、人々の生活や環境に与える影響に焦点を当て、社会課題解決やサステナビリティにアプローチする「インパクト・デザイン」の理念のもと、長年、インドのデザイン業界を牽引してきました。

フォーラムでは、ジェイコブ氏に、自身のデザイン哲学や、WDPに選定された経緯、ベンガルールで毎年開催されている街を挙げてのデザインフェスティバルなどベンガルール市の現状についてお話しいただきます。フォーラム終了後はジェイコブ氏を交えての懇親会を開催し、クリエイターとの交流の機会を設けます。

出典: 我が国のデザイン政策の歩み・各国地域のデザイン政策

(24,38ページ参照 インドのデザイン政策)

経済産業省 商務・サービスグループ クールジャパン政策課 デザイン政策室

これからのデザイン政策を考える研究会

https://www.meti.go.jp/press/2022/01/20230118002/20230118002-a.pdf

*1:世界デザイン機構(World Design Organization : WDO)

1957年インダストリアルデザインの重要性を広く世界に提唱することを目的に設立された国際的なデザイン団体。現在、180以上の会員団体が加盟。2023年10月、日本では34年ぶりの開催となる「WDO世界デザイン会議東京2023」が開催され、ジェイコブ氏もパネラーとして登壇する。

https://wdo.org/

https://www.wda2023.tokyo/

*2:ワールド・デザイン・プロトポリス(World Design Protoplis : WDP)

WDOによる、都市やコミュニティが、市民生活の質の向上につながるデザインプロジェクトを創出するための知識やリソースを提供するプログラム。2023年から2028年まで、初のワールド・デザイン・プロトポリス・プロジェクトがベンガロール市で実施され、ベンガルールの行政機関BBMP、Srishti Manipal Institute of Art Design and Technology、インド・デザイナー協会が共同で取り組む。

https://wdo.org/wdo-launches-new-global-programme-world-design-protopolis-in-bengaluru-india/

  • ゲストプロフィール

Jacob Mathew氏(ジェイコブ・マシュー

インダストリー財団(Industree Foundation)メンター

スリシュティ・マニパール・インスティテュート(Srishti Manipal Institute)シニア・デザイン・プリンシパル

インド・デザイナー協会 ベンガルール支部長

インド国立デザイン大学(National Institute of Design)でプロダクトデザインを学び、1985年インドの小売業界の発展に重要な役割を果たしたTessaract Design(後のIdiom Design and Consulting LTD / 2005-2021)を共同設立。約25年にわたり、デザインによるビジネスの変革に取り組む。その後、2011年にはインドの農村部に安全な飲料水を供給する社会的企業Spring Health Water (India) Pvt Ltdを共同設立し、また、デザイン教育機関であるSrishti Manipal Institute of Art Design and TechnologyのImpact Edge Lab所長、女性の貧困問題に取り組むインダストリー財団メンターを務めるなど、近年では、ビジネス、デザイン、起業家精神を活用し、経済ピラミッドの底辺からのインドアフリカの社会変革に貢献している。「ワールド・デザイン・プロトポリス」チームメンバー。

https://srishtimanipalinstitute.in/

https://www.industree.org.in/

  • イベント概要

インド・ベンガルール「インパクト・デザイン」の取り組み

デザインで社会を変える-ベンガルールのデザインイノベーション-

ビックでは、海外のクリエイターやデザイン機関とのつながりを構築することで、クリエイターが、自国とは異なる文化やクリエイティブに対するとらえ方、考え方について理解し、各自のクリエイティブ活動の幅を広げることに役立つ活動を行っています。

今回は、インド南部カルナータカ州のベンガルール市(旧称:バンガロール)で、単に外見や機能だけでなく、人々の生活や環境に与える影響に焦点を当て、社会課題解決やサステナビリティにアプローチする「インパクト・デザイン」の理念のもと、長年、ビジネスや社会変革に取り組むジェイコブ・マシュー氏をゲストにお招きします。

IT産業の集積地として知られるベンガルールは、近年ではデザインによる都市・社会の変革にも力を注いでおり、今年7月、世界デザイン機構(WDO)から、市民生活の質の向上につながるデザインプロジェクトを創出するための「ワールド・デザイン・プロトポリス(WDP)」のパイロットプロジェクト都市として認定されました。

社会起業家、教育者としてもインドのデザイン業界を牽引してきたジェイコブ氏に、自身のデザイン哲学や、また、WDPに選定された経緯、ベンガルールで毎年開催されている街を挙げてのデザインフェスティバルなどベンガルール市の現状についてもお話しいただきます。

イベント終了後は、パネラーも交えて懇親会を開催しますので、ぜひこちらもあわせてご参加ください。

□日時:2023年10月25日(水)18:30~20:30(開場・受付開始 18:00)

□会場:メビック大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館 17F)

□定員:50名

□参加費:無料(懇親会参加費は別途実費)

※事前予約制です。事前申込みのない当日来場はご参加をお断りします

□スケジュール

18:30~18:35 挨拶・登壇者紹介

18:35~20:15 講演:ジェイコブ・マシュー氏 通訳:阪口史保氏(英日逐次通訳あり)

20:15~20:30 質疑応答

終了後、別会場で懇親会を開催予定です(参加は任意)

(参加費:3,000円~4,000円程度、会場:産業創造館近辺の飲食店予定)

□詳細・申込:https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=42028

□主催:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック

  • お問い合わせ

クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック

https://www.mebic.com/

担当:増田・松井

〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館17F

TEL:06-4708-6114(平日 10:00~18:00)

MAIL:info@mebic.com

配信元企業:公益財団法人大阪産業局

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