関東大震災から100年の今年、下町の木密地域に建つ築71年の町会会館の移転新築です。地価・建設費高騰の中、事業性・採算性を踏まえた強靭な町会会館が実現しました。
お披露目は、鏡割り、子供会による植樹、来賓(国会議員、区長、都議会議員、区議会議長、近隣町会長他)

どこの町会も同じだと思いますが、ここ、墨田区京島三丁目北町会でも役員の高齢化と共に、現役役員の減少が急速に進んでいます。コロナ前の役員は、高齢者が活動の主体で人数も多かったですが、コロナ後は一気に高齢者が亡くなり、人数も劇的に減少しました。下の写真は2018年の役員と旧町会会館。このころの役員は20人でした。

こちらは、今回建てられた新しい町会会館と、2023年現在の役員です。現在の役員は10人です。

1. 耐震等級3 警察・消防所と同等の耐震強度

2. 水害対策 浸水高さ以上に町会集会所、屋上に緊急避難場所

3. 雨水利用 雨水をトイレの洗浄水に活用

4. 町角の賑わい 角地のバル、年中見える神輿

5. 地価高騰 町会の方と共同で建てることで実現

6. 坪単価95万円(設計料込) 相見積り・分離発注で33%のコストダウン

7. 節税効果と経費低減 所得税/登録免許税/不動産取得税/固定資産税/贈与税/火災保険DOWN

8. 地元のモノづくり 地元の町工場と特注の大型扉を開発

9. 住民の協力金123万円 予想を上回る会館建設協力金が集り、地域の期待を感じる

既存の建物は、隣地との境界線も曖昧で、道路に面する部分が2.7mしかない奥に長く狭い敷地でした。登記簿上よりも6平方メートル (訳2坪)も狭く、この場て建て替えるのも売却も困難なとても難しい敷地でした。この道路に面する2.7mの部分で、祭りの神酒所を作ったり、日ごろの町会の活動の拠点にしていました。

新しい敷地は、町会全体の中心に近い角地、申し分のない立地です。ただ、この辺りは交通の便も良く、地価が高騰しており、なかなか新たな建設地を定めることができませんでした。縁あってようやく、地権者のかたとの共同で建物をたてることになり、今回の建物が実現しました。

建築概要

・地  域:準工業地域、新たな防火規制区域

・敷地面積:67.52平方メートル (20.42坪)

・建築面積:48.37平方メートル (14.63坪)

・述べ面積:139.11平方メートル (42.08坪)  

・構  造:木造、地上3階建

・設計監理:かなや設計

・施  工:分離発注(細川工務店他6社)

・工  期:2023年2月16日~9月31日

配信元企業:有限会社かなや設計

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