小松菜奈坂口健太郎がダブル主演し、2022年公開された映画『余命10年』が、『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)にて10月20日、地上波初放送されることが決まった。

【写真】小松菜奈&坂口健太郎の切ないラブストーリー『余命10年』場面写真

 本作は、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、ベストセラーを記録している小説を映画化。RADWIMPSが劇伴を実写映画で初めて手がけたことでも注目された。2022年3月に公開されると瞬く間に話題になり、感動の口コミが広がった。ロングラン上映にもなり、興行収入は30億円を超える大ヒットとなった。

 20歳で難病を発症し、余命10年となった茉莉に小松菜奈。茉莉と恋に落ち、その運命を大きく変える和人を演じたのは坂口健太郎。小説の文庫化・映像化を待たずして亡くなった著者の思いを引き継ぎ、2人の「10年」の物語を全身全霊で演じた。

 茉莉は“余命10年”という現実から、生きることに執着しないため、恋はしないと決めていたものの、中学生時代の同級生・和人と再会し、彼女の運命は変わっていく。自分が病に冒されていることは隠しながら、楽しい思い出を重ねていく茉莉。和人は、生きることに迷い、死にたいとさえ考えていたが、茉莉との出会いに生きる希望を見つけ、新たな一歩を踏み出す。

 難病を抱える茉莉に接し、新たな思いを持つのは、和人だけではない。友人・家族たちも「大切な人たちとの日々」の素晴らしさに気づかされる。そんなそれぞれ2人の友人役に山田裕貴と奈緒。茉莉の家族に黒木華松重豊、原日出子。さらに田中哲司、リリー・フランキー、井口理(King Gnu)らが出演している。

 藤井道人監督がこの映画でこだわったのは“四季を通して撮影する”こと。約1年かけて行われた撮影では、春夏秋冬の四季の移り変わりとともに2人の過ごした時間をとらえ、茉莉と和人の過ごした楽しくも切ない時間を丁寧に描きたかったという。

 また、桜やイチョウなど季節を象徴する植物はもちろん、茉莉の家の中に飾られている花も毎旬変わっていて、その中に心情や願いを込めるなど、こだわりが詰まった映像になっている。

 放送当日、X(旧ツイッター)では、映画の製作スタッフから寄せられた、撮影中の裏話や映画トリビアを紹介する。

 映画『余命10年』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて10月20日21時放送。

映画『余命10年』場面写真 (C)2022映画「余命10年」製作委員会