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この先2週間の天気と気温の傾向です。天気は秋らしく周期変化となるでしょう。最高気温は10月5日(木)頃までは平年より高いですが、その後は平年並みに。ようやく厳しい残暑が収まりそうです。南の海上では台風の卵ともいえる熱帯低気圧が発生し、今後の動向に注意が必要です。

1週目(30日~6日)

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この先は秋らしく、天気は短い周期で変わりそうです。

30日(土)は低気圧が日本海から近づいてくるでしょう。北海道から九州は夕方以降は日本海側を中心に雨が降るでしょう。雷を伴って雨脚の強まる所もありそうです。太平洋側でも所々に雨雲や雷雲がかかるでしょう。10月1日(日)も北海道日本海側から北陸を中心に雨や雷雨になりそうです。

2日(月)と3日(火)は本州付近は移動性の高気圧に覆われて、秋晴れの所が多くなるでしょう。

4日(水)から6日(金)頃は低気圧や前線の影響で、北海道や東北を中心に雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。

2週目(7日~12日)

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8日(日)から9日(月)頃は気圧の谷の影響で、九州から関東を中心に雨が降るでしょう。10日(火)以降は広く秋晴れとなる見込みです。

最高気温は5日(木)頃までは平年より高い所が多いでしょう。関東から西では30℃以上の真夏日になる日がありそうです。引き続き熱中症にご注意ください。6日(金)以降は平年並みになるでしょう。札幌市では日中も20℃に届かなくなり、上着が必要になりそうです。東京都心でも25℃以下の日が増えるでしょう。大阪市福岡市でも25℃前後の日が多く、極端な暑さはなさそうです。最低気温は札幌市では一桁と冷える日が多くなるでしょう。東京都心でも15℃くらいまで下がり、朝晩は肌寒く感じられるようになりそうです。これまでの異例の暑さから一転、季節が進みますので、体調管理にご注意ください。

熱帯低気圧が発生 動向に注意

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まもなく9月が終わりますが、今年の9月の台風の発生数は1個と平年に比べ少なくなっています。このまま9月30日まで発生しないと、統計開始以来、最も少ないことになります。

ただ、きょう29日、南の海上に台風の卵ともいえる熱帯低気圧が発生しました。まだ台風になるかは、はっきりしませんが、沖縄や奄美付近から本州の南に延びる前線の活動を活発化させる可能性もあり、今後の動向に注意が必要です。

なお、台風は10月でも発生、接近することがあります。10月の平年の発生数は3.4個、日本への接近数は1.7個となっています。2019年には10月に4個の台風が日本に接近し、そのうち1個が上陸しました。

まだ台風シーズンですので、日ごろから備えておくと安心です。

2週間天気 異例の残暑の出口が見えた 南には熱帯低気圧 10月も台風発生の可能性