キャサリン皇太子妃が、英ケント州にある障がい児と家族を支援に特化した医療センター「オーチャーズ・センター」を単独訪問し、子供達の発達を支援するセッションに参加した。この日、皇太子妃は愛用する「ZARA」の赤いジャケットを着回し、いつもとは異なるヘアスタイルで現れた。皇太子妃はおもちゃを使った遊びに参加して子供達と触れ合ったり、付き添いの家族との交流を楽しむなどした。

キャサリン皇太子妃が現地時間27日、英ケント州の町シッティングボーンにある「オーチャーズ・センター(Orchards Centre)」で開催した“ファミリー・ポーテージ・セッション”に参加した。

このセッションは、ケント州の自治体が運営する「ナショナル・ポーテージ・アソシエーション(The National Portage Association)」によるものだ。同団体では、イングランドウェールズ全土に訓練されたプラクティショナーと呼ばれる相談員を派遣することで、出生から就学前までの子供達の発達を支援する、家庭訪問サービスを実施している。

皇太子妃は、今年1月に幼児期の重要性にスポットライトを当てる啓発キャンペーン「シェイピング・アス(Shaping Us)」をローンチしたが、今回の訪問はその一環で、「ナショナル・ポーテージ・アソシエーション」の活動内容や、特別支援教育を必要としたり、障がいを持つ子供とその家族を支援することの重要性を強調するのが目的だ。

現地にヘリコプターで到着した皇太子妃は、ベージュのトップスの上に「ZARA」の赤いツイードのジャケットを羽織り、黒いスリムパンツに同色のパンプスを合わせていた。

皇太子妃はこのジャケットを愛用しており、2021年6月にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたユーロ2020(サッカー欧州選手権)決勝戦の観戦時や、2022年2月にデンマークの首都コペンハーゲンを訪問した時などに着用していた

そんな皇太子妃は、いつものようにロングヘアを下ろさず、今回は雰囲気が異なるヘアスタイルで登場した。前髪をセンターで分け、両サイドに下ろしたカーテンバングのスタイルにカットされており、残りの髪は後ろでまとめて編み上げた“アップヘア”だ。

キャサリン皇太子妃が参加したセッションでは、社会的コミュニケーションの困難さを抱えたり複雑なニーズを持つ、自閉症やダウン症などの7人の子供達とその家族が参加した。

皇太子妃はおもちゃに泡をつけたり、シュレッダーで裁断した紙を投げて遊ぶのを手伝ったほか、幼児の背中をさすったりお腹をくすぐるなど、子供達との触れ合いを楽しんだ。

またこの日の皇太子妃は、生後11か月の息子が重度の障がいを持つという、4児の父親スティーヴ・イケブワさん(Steve Ikebuwa)と対話した。スティーヴさんの妻は、妊娠中に激しい嘔吐やめまいを引き起こす“妊娠悪阻”というつわりに苦しんだという。この話を聞いた皇太子妃は「私も同じことを経験しました。どんな気持ちか理解できます」と答えた。

キャサリン皇太子妃は2020年2月、育児本の執筆などを手がけるジョヴァンナ・フレッチャーさんのポッドキャスト番組『HAPPY MUM, HAPPY BABY』にゲスト出演した際、過去に妊娠悪阻に苦しんだことを告白している。

インタビューで激しいつわりに苦しんだことについて話した後、「私は、妊娠中の人々の中でも、最高に幸せな人物ではなかったようです」と語った皇太子妃。当時は辛いつわりを克服するため、あらゆることを試したそうだ。そして、その結果「身体よりも、心の重要性に気付いたのです」と述べていた。

画像2~6枚目は『The Royal Foundation Centre for Early Childhood 2023年9月27日付Instagram「Providing strong support for parents and carers during their children’s earliest years is essential and can have a life-changing impact.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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