デジタル顧客体験アナリティクスの世界的リーダーであるContentsquare(本社:仏・パリ、読み:コンテンツスクエア)は本日、プロダクトアナリティクス・プラットフォームのリーダーであるHeapを買収する最終契約を締結したことを発表しました。2つの分野で補完関係にあるトッププレイヤーがこの買収によってつながることで、顧客インサイトの新たな扉を開くとともに、企業や組織がオンラインの顧客体験を最適化するアプローチを革新します。

これはContentsquareにとって過去最大の買収となり、当社のプロダクトが目指すビジョンの実現を加速し、従来のアナリティクスに代わる先進的なオールインワンのアナリティクス・プラットフォームの提供を可能にするものです。


Heapは2013年に米国シリコンバレーで設立され、短期間のうちにプロダクトアナリティクス・プラットフォームのトップ企業の一社になりました。顧客基盤はあらゆる業種・市場セグメントにまたがり、中小規模企業(SMB)から大企業エンタープライズ)まで広がっています。現在、1200社を超える企業がHeapのクロスデバイス/クロスチャネルのアナリティクスを利用しており、自社プロダクトに対する顧客のエンゲージメントを利用期間の全体にわたって把握することで、アダプションとリテンションを改善しています。

Jonathan Cherki(Contentsquare CEO兼創業者)

ContentsquareのCEO兼創業者であるJonathan Cherkiは、次のように述べています。「Heapの買収によって、Contentsquareのアナリティクス・プラットフォームは顧客に関するインサイトをより深く、より広範に提供できるようになります。データのサイロ化を無くして、部署間のコラボレーションを促進し、あらゆる部署が顧客体験を360度で把握できるようにすることで、顧客への提供価値を最大化するーー。これを当社が目指す中で、今回の買収は大きな節目となります。これによって私たちは、体験アナリティクス市場の革新と、お客さまが一人ひとり異なる顧客として尊重され、期待する通りの体験を受けられる世界の創出において、他に類のない立場に就きます」。


2012年にフランスで設立されたContentsquareは、企業が自社のウェブサイトやアプリを顧客がどのように利用しているかを理解するためのデジタル顧客体験アナリティクスのリーディングプロバイダーです。2021年に当社はSMB向けのアナリティクス・プロバイダーであるHotjarを買収し、SMBからエンタープライズまで幅広い市場にサービスを提供できる体制を整えました。現在Contentsquareは、世界で130万以上のウェブサイトにサービスを提供しており、その中には1300を超えるエンタープライズ・ブランドも含まれています。

Ken Fine(Heap CEO)

HeapのCEOであるKen Fineは、次のように述べています。「Contentsquareグループに加わることは、Heapにとってエキサイティングな機会です。私たちは体験アナリティクスというカテゴリーを一緒になって作り上げ、同カテゴリーでのベンチマーク的な存在になるでしょう。デジタル顧客体験アナリティクスとプロダクトアナリティクスという2つの分野においてそれぞれ最高レベルのプラットフォームがこの買収によってつながることで、わたしたちのアナリティクスを利用するお客さま企業は、カスタマージャーニーの全体を理解して、改善し、最高の顧客体験を提供できるようになり、NPSと顧客生涯価値を向上させることが可能になります」。

ContentsquareとHeapは、共に新たな市場と機会を開拓し、グローバル規模で成長とイノベーションを推進できるため、獲得可能な最大市場規模(TAM:Total Addressable Market)は合わせて700億米ドルに上ります。この買収の完了後は、Menlo VenturesやNewView Capital、Goldman Sachs Asset Management、DTCPなど、テクノロジー分野に積極的な投資をしているファンド数社がContentsquareの株主に加わります。

ContentsquareのJonathan Cherkiは、今回の買収について、さらに次のように述べています。「私たちは、ユーザー体験のWhat(何を)、Where(どこで)、When(いつ)、How(どのように)、Why(なぜ)を、すべての部署に提供できるようになります。オンラインで何が起きているのか、ユーザーはいつどこで離脱するのか、サイトやアプリでどのように行動するのか、そしてそれはなぜなのか。マクロなインサイトと、より深いセッションレベルのインサイトの両方にアクセスすることで、チームは信頼を築き、コンバージョンとリテンションを改善し、顧客生涯価値を高めることが可能になります」。

今回の買収は、イノベーションとお客さまの成功に対するContentsquareのコミットメントをさらに強化するもので、高度なスキルを備えた700人以上のメンバーからなる研究開発チームがそれを下支えしています。

調査会社の米Gartnerは最近のレポートで、「顧客体験(CX)分析ツールカテゴリー間(Webアナリティクス/デジタルエクスペリエンス・アナリティクス/プロダクトアナリティクス)の収束が進んでいる。そのような中、先進的なプロダクトリーダーは、オムニチャネル環境で顧客体験を改善するために、デジタル分析機能が重複する複数のソリューションを管理・整理する必要がある」と述べています*1)。同社はまた、「2028年までに、全プロダクトマネジャーのうち70%が顧客アナリティクスに基づいてCXの目標を管理するようになり、その比率は2023年の19%から3倍以上に増加する 」と予測しています。

今回の買収は、標準的な完了条件が適用され、2023年第4四半期に完了する予定です。


※本資料は、米国ニューヨークで2023年9月28日午前8時30分(米国東部時間)に発表された下記リンクの英文プレスリリースの抄訳版です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
https://www.businesswire.com/news/home/20230928042397/en/Contentsquare-Enters-Definitive-Agreement-to-Acquire-US-Product-Analytics-Leader-Heap

*1)Gartner, Emerging Tech:Accelerate Time to Insight With Product Analytics, Adrian Lee, Radu Miclaus, 11 April 2023


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Contentsquareについて

Contentsquareは、ウェブ、モバイル、アプリの各プラットフォームにおけるユーザーエクスペリエンスを理解し、最適化するためのデジタルエクスペリエンス分析プラットフォームのリーディングカンパニーです。当社のAI搭載型プラットフォームは、カスタマージャーニーにおけるあらゆるタッチポイントで、顧客の行動、感情、意図に関する、コンテクストを重視した豊富なインサイトを提供します。このインサイトを利用することで、ブランド運営者は顧客との間に共感を築き上げ、持続的なインパクトを生み出すことが可能です。

世界で1300を超える大手ブランドがContentsquareを活用し、ビジネスを成長させ、より多くの顧客満足を提供し、絶えず変化する世界でより俊敏にアクションをとっています。また、世界で130万を超えるウェブサイトにおいて、エクスペリエンス最適化するためにContentsquareが提供するインサイトが使用されています。パリで設立され、世界中にオフィスを構えるContentsquareは、BlackRock、BpifranceCanaan、Eurazeo、Highland Europe、KKR、LionTree、Sixth Street、SoftBank Vision Fund 2などの投資家から出資を受けています。詳しくは https://contentsquare.com/jp-jp/ をご覧ください。


Heapについて

Heapは、プロダクトアナリティクスのリーダー企業です。ローコードで簡単に利用できる同社のデジタルアナリティクス・ソフトウェアは、デジタルプロダクトのユーザー行動から重要なものを明らかにし、大きなビジネスインパクトをもたらすインサイトを定量的・定性的に導き出します。1200社を超える企業がHeapを活用し、収益の増加やコンバージョンの向上、意思決定の迅速化、ビジネスインパクトの拡大を実現しています。同社は、Menlo VenturesやNewView Capital、Goldman Sachs Asset Management、DTCPなどの投資家から出資を受けています。さらに詳しくは、 https://www.heap.io/ をご覧ください。

配信元企業:Contentsquare Japan合同会社

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