2021年8月から配信を開始した叶姉妹ポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World(ファビュラスワールド)』が2周年を迎えた。本番組は、リスナーから寄せられたさまざまなお悩みに叶姉妹が本音で向き合い答えていく、というものになっている。番組には著名人からもコメントが届いているので、紹介していこう。

参考:【写真】ローランドと中村佳穂からのメッセージ

 実業家のローランドさんからは「2周年おめでとうございます」と、祝福の声が送られた。歌手の中村佳穂さんからは「いろんな場所でお二人の存在に救われ、頑張れている人がたくさんいると思います。末永くファビュラスな出会いと感動がお二人にもありますように」とコメントがあった。

 多くの著名人もリスナーである本番組は、2人と交流ができる貴重な場として愛されている。いったい、どのような対話が繰り広げられているのだろうか。今回はその魅力について紐解いていく。

・リスナーの視点に立って、身近なアドバイスをしてくれる

 叶姉妹はどのようにしてリスナーの悩みに向き合っているのか、過去に放送した回を振り返ってみよう。2ndシーズン第42回に注目していこう。この回では「営業職なのですが、自分のせいではないトラブルに巻き込まれるときがあります。謝るたびに自分のせいではないのにと、爆発しそうになります。お二人の怒りのコントロール方法を教えてください」という、感情のコントロールについてのお悩みが寄せられた。これに対し叶姉妹は、「営業職はたくさんの方とお会いする機会があるので、そういった局面が多い」と回答した。このように、本番組の魅力のひとつに「リスナーの立場に2人が寄り添ってくれる」というものがある。1つのお悩みにつき、2人が回答する時間はおおよそ5分程度となっている。そのわずかな時間でリスナーのお悩みに耳を傾け、解決へと導く。だが2人は単に解決策を伝えるだけではなく、悩んでいるリスナーの立場に寄り添うことを忘れないのだ。一方的なアドバイスではなく、同じ目線に立って言葉を投げかけてくれる。その心配りに救われるリスナーは多いのではないだろうか。

叶姉妹ならではの視点で、解決策を導いてくれる

 もうひとつの魅力は「斬新な視点での解決策を提示してくれる」こと。2ndシーズン第14回では、「男性心理学の本を読んでいるのですが、知っておいた方がいい男性心理や、愛されるポイントを教えて欲しい」というお悩みが寄せられた。それに対しての回答は「相手にもよるが、男性に媚びるのは自身のためにもよくないし、パワーバランスを自分でつくってしまっている」というものだった。“媚びる”という行為自体に疑問を投げかけ、異性との恋愛の考え方について提示した。このように、本番組ではお悩みに対して具体的な解決策を伝えることもあれば、前提となるリスナーの人生観に対してアドバイスすることもある。物事の本質を捉えたアドバイスを拝聴することができるのも、本番組ならではの魅力ではないだろうか。

 ひと味違ったリスナーとの交流の場である『叶姉妹のFabulous World(ファビュラスワールド)』。機会があれば、ぜひ一度拝聴してみてほしい。

(文=向原康太)

『叶姉妹のFabulous World』のキービジュアル(提供=Spotify)