都市部への人口集中が問題視され続けている、日本。

インターネットが普及し、リモートワークを導入する企業が増加しても、東京都神奈川県大阪府愛知県などの都市部に人口が偏っています。

都市部への人口集中によって、地方の人口が減少すると、地域格差が増す危険も。ネット上では、地方に住んでいる人ならではの悩みが、たびたび話題になります。

悲しき『地方あるある』に共感の嵐

しまつび(@et_meiten)さんが描いたのは、『かなしみ』というタイトルの4コマ漫画。

X(Twitter)で公開したところ、地方に住んだ経験のある人から、たくさんの共感の声が寄せられました。

漫画は一切セリフがなく、登場人物もいません。しかし一部の人には、そこに描かれた悲しさと切なさを、感じ取ることができるはずです…。

…きっと、地方に住んだ経験のある人ならば、この『かなしみ』の理由を察したことでしょう。

駅前などの比較的栄えた場所に建っている、大きめのスーパーマーケット(以下、スーパー)。しかし、時の流れとともに店が変わり、建物ごと取り壊され、気付けばドラッグストアになっていくのです…。

1コマ目をよく見ると、スーパー『ダイエー』の旧ロゴの跡が。さりげない描写から、地方でよく目にする建物の歴史が伝わってきます。

特定の人からすると、涙なしには読むことができない、しまつびさんの4コマ。多くの人からさまざまな体験談が寄せられています。

・地方都市の『あるある』すぎて泣いた。地元の大型スーパーが、まさにこれ。

・これはまだいいほうで、3コマ目で流れが止まり、廃墟と化した建物を知っています…。

・ああ、懐かしき『ダイエー』…。自分の地元では、スーパーの跡地が老人ホームになりました…。

※写真はイメージ

多かったのは、「跡地にドラッグストアが建つだけマシ」という声。

4コマ漫画以上の『かなしみ』が、現実で展開されているようです…。


[文・構成/grape編集部]

出典
@et_meiten