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このほどマレーシアのプールで4歳の女児が溺死し、警察で事故として処理されることになったが、監視カメラの映像により衝撃的な真実が発覚した。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが報じている。

マレーシアのセランゴール州バンギにあるマンション内のプールで、4歳の女児が溺死するという痛ましい事故が起きた。女児は現地時間13日午後3時頃に、誰もいないプールで浮き輪を使って遊んでいた。そしてプールから上がろうとハシゴに足をかけた際に浮き輪ハシゴにつっかえ、女児はひっくり返って背中からプールに落ちてしまった。

この時、女児は落ちた反動で浮き輪が外れ、自力で泳ごうとしたものの最後は力尽きてしまったようだ。その後、意識不明の状態で発見され、救急車でセルダン病院に搬送された。女児は緊急治療室で治療を受けたものの、翌14日の午後1時頃に死亡が確認された。

セルダン病院から女児の死について連絡を受けたカジャン警察は当初、女児の死を事故として処理を進めていた。しかし、同警察がプール内に設置されていた監視カメラの映像を確認したところ、そこには衝撃的な事実が映っており、同警察は24日に女児の義理の兄(26)を逮捕した。

監視カメラの映像には、浮き輪が外れて水面でもがいている女児の姿が映っていた。そこへ義兄がやってきて、水面に浮かんでいる女児を救助することなくプールの脇に立ってただ傍観している様子が知らえられていた。義兄は手に持ったドリンクを飲みながら、水面に浮かんだ女児をしばらくの間見つめると、その場にしゃがんでプールの水を手に取り女児にかけようとしていた。

マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』では、逮捕された義兄について知的障害者である可能性を示唆したが、シンガポールのニュースメディア『Mustsharenews.com』によると、警察ではマレーシアの児童保護法第31条1項に基づいて、事件を捜査しているとのことだ。

ちなみにこの法律は、養育期の子供を放置、もしくは遺棄したり、身体や精神的に傷つけるようなことをした成人に対して効力を成すという。タイのニュースメディア『sanook.com』では、義兄が有罪になった場合、最長20年の懲役もしくは5万リンギット(約160万円)以下の罰金、または両方科せられる可能性があると伝えている。

画像は『WORLD OF BUZZ 2023年9月25日付「26yo M’sian Man Arrested After Watching & Allowing 4yo Step Sister to Drown」(Source: UtusanTV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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