プレミアリーグ第7節が30日に行われ、アストン・ヴィラブライトンが対戦した。

 ロベルト・デ・ゼルビ監督体制2年目を迎えたブライトンは、開幕からここまで5勝1敗と好調を維持。日本代表FW三笘薫も既に3ゴール3アシストをマークするなど攻撃の主軸として活躍している。リーグ戦4連勝をかけた今節の相手はアストン・ヴィラ。今シーズンのリーグ戦ではここまで4勝2敗の成績を収めており、前節は退場者を出したチェルシーを1-0で下している。

 試合の均衡が破れたのは14分。敵陣右サイドの深い位置へ抜け出したマティ・キャッシュが中央へグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前に走り込んだオリー・ワトキンスが押し込み、アストン・ヴィラが先制した。21分にはボックス左から仕掛けたワトキンスがカットインで相手DFを外し、右足のシュートをニアサイドに沈めリードを2点に広げた。

 勢いに乗るアストン・ヴィラは26分、ボックス内中央でワトキンスのパスを受けたムサ・ディアビが右足を強振。GKに弾かれたボールに素早く反応し再びシュートを放つと、ボールはペルビス・エストピニャンに当たってネットに吸い込まれた。3点のビハインドを負ったブライトンは随所でミスが目立ち、なかなか決定的な場面を作ることができず。前半はこのまま3-0で終了した。

 ハーフタイムに3枚替えを敢行したブライトンは50分、三笘のパスを受けたジョアン・ペドロがボックス内左へ侵入し中央へ折り返すと、こぼれ球を最後はアンス・ファティが押し込み1点を返した。ファティは加入後初ゴールとなっている。点差を縮められたアストン・ヴィラだったが65分、ボックス内右に侵入したワトキンスがカットインから左足を一閃。DFに当たったボールがゴールに吸い込まれ、再びリードを3点に広げた。

 ワトキンスのハットトリックで追加点を奪ったアストン・ヴィラは攻撃の手を緩めない。85分にはジェイコブ・ラムジーがボックス手前中央から右足のコントロールショットを沈めて5点目を獲得。後半アディショナルタイムにはワトキンスのシュートのこぼれ球に反応したドウグラス・ルイスが右足で冷静にゴール右下隅に流し込み点差を5点に広げた。

 試合はこのまま6-1で終了。アストン・ヴィラリーグ戦3連勝を飾り、対するブライトンカラバオカップ3回戦に続く公式戦連敗を喫した。次節は10月8日に行われ、アストン・ヴィラはアウェイでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と、ブライトンはホームでリヴァプールと対戦する。

【スコア】
アストン・ヴィラ 6-1 ブライトン

【得点者】
1-0 14分 オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ
2-0 21分 オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ
3-0 26分 ペルビス・エストピニャン(オウンゴールアストン・ヴィラ
3-1 50分 アンス・ファティ(ブライトン
4-1 65分 オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ
5-1 85分 ジェイコブ・ラムジー(アストン・ヴィラ
6-1 90+7分 ドウグラス・ルイス(アストン・ヴィラ

アストン・ヴィラがブライトンを6発粉砕! [写真]=Getty Images