象(ゾウ)は感情が豊かで、愛情深いことで知られている。仲間を思いやり、仲間の死を悲しみ涙を流すほどだ。また、誰が敵で誰が味方かをずっと記憶している。
インドで撮影された動画には、象がいつもお世話をしてくれている飼育員に対し、まっすぐな愛を貫く様子が映し出されている。
その飼育員が仲間のスクーターに乗って、去っていこうとすると象が必死に止めるのだ。
どうしても離れたくない、ずっと近くにいてほしい。その思いはすべて鼻の動きに現れており、鼻で飼育員を自分の近くに引き寄せたり、鼻を回して向かう方向とは反対の方向に連れて行こうとする。
やさしい巨人、象は良くしてくれた人に対してとても愛情深く重い。
インド鉄道会計サービス(IRAS)職員である、アナンス・ルパナグディさんがX(旧Twitter)でそれがわかる動画を共有した。
投稿コメントには「ゾウと飼育員の間には深い絆があます。ゾウは離れたくないのです」と書かれている。
この象のお世話を担当している飼育員男性が、仲間のスクーターの後部座席にのって、帰っていこうとした時のことだ。
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象はどうしても行かせたくない。飼育員がスクーターに乗ろうとすると鼻を使ってそれを阻止しようとする。
その度に飼育員は象を撫で、抱きしめながらなだめるが、去ろうとするとまた鼻を使ってその場から動けないようにする。
すきを狙って駆け足で、スクーターに乗ろうとするも、猛ダッシュして追いついた象に簡単に阻止されてしまった。
挙句の果てには尻尾で飼育員を拘束すると、行きたい方向とは逆の方向に連行してしまう。
飼育員も無理やり象を引き離そうとしない。彼らには固い絆があるのだろう。ここまで象に慕われたら、飼育員冥利につきるというものだ。
飼育員は仲間の代わりに自分が運転することでこの場を切り抜けようとしたが、仲間が象を連れてきちゃったもんだから、この作戦も失敗に終わってしまったようだ。
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なんだかんだで楽しんでいるじゃないか。
この象ほどの体重と力があれば、本気で阻止しようとしたら押しつぶすことだってできるはず。だが象は、飼育員を傷つけないよう、やさしく鼻を使って説得を試みているのがわかる。
なんて尊い生き物なんだ。私も象と仲良くなりたい。
The bonding between the elephant and it's caretaker - it won't just let him go! ❤️ #elephants #bonding @Gannuuprem pic.twitter.com/AOkTmi7ceJ
— Ananth Rupanagudi (@Ananth_IRAS) September 27, 2023
written by parumo
追記(2023/010/02)誤字を訂正して再送します。
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