J1川崎フロンターレのプロモーション部の天野春果部長が自身のX(旧Twitter)アカウントを1日に更新し、今季終了を持って川崎を退職すると明かした。

ワシントン州立大スポーツマネジメントを学んだ天野さんは、1997年に川崎の前身である富士通川崎フットボールへ入社。ホームタウン推進室で地域密着の推進に携わった。

これまでユニークな企画で川崎を盛り上げてきた。選手の写真と分かりやすい解説で算数を学べる小学校向け教材の「フロンターレ算数ドリル」、クラブパートナーの株式会社ドールを得て、バナナ1房の売り上げにつき3円がホームスタジアムの等々力陸上競技場全面改修の費用となる「かわさき応援バナナ」などを天野さんが企画した。

他にも2012年のJ1第16節神戸戦で陸上トラックにフォーミュラーカーを走らせるF1とのコラボや、映画「シン・ゴジラ」の公開に合わせたゴジラ始球式西城秀樹さんのハーフタイムショーなど数々の伝説的な企画を発起してきた。

また2001年には2002年ワールドカップ日韓大会の運営や東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会に出向するなど、日本で開催された国際大会にも尽力してきた。

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功労者の退団にサポーターは「言葉が出ない」、「衝撃的な報告にただただビックリです。天野さんまでフロントから居なくなってしまうフロンターレはこれからどうなってしまうのでしょうか???」、「驚きと寂しさとが入り混じっています!今後のさらなるご活躍を陰ながら応援しております」と悲しんでいた。

J1川崎プロモーション部の天野春果部長が今季終了で退職。F1コラボやゴジラ始球式などの企画で地域密着に貢献