性的暴行を受けて妊娠したものの、家族に打ち明けることができなかった少女。そのまま極秘出産に至り「赤ちゃんを見つけて拾ってきた」と話したが、嘘はつき通せなかった。
ショッキングな事件について、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■少女が赤ちゃんを連れて登校
9月19日、タイ・パトゥムターニー県で暮らす少女（13）が、生まれて間もない赤ちゃんを連れて登校。その様子を見て驚く教師に「マーケットに捨てられていたんです」と話した。
教師がただちに通報し、話を聞いた警察は赤ちゃんの両親を探すことにした。しかし20日には少女の祖母が警察署に駆け込み、「赤ちゃんはうちの孫が産んだ子です」「孫は襲われて妊娠したの」と言い出した。
祖母は被害や妊娠について全く知らなかったようで、対応にあたった署員たちに「今日、初めて事実を知ったんです」と打ち明けたことを、現地メディアが伝えている。
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■「ひとりで産んだ」と告白
警察に事情を聞かれた少女は性的暴行を受けて妊娠した事実を認め、祖母に事実を隠していた理由については「本当のことを話したら文句を言われてしまうと思った」と説明した。
また出産については「17日に、家でひとりで産みました」などと警察に伝えているとのこと。赤ちゃんは脱水症などを起こしていたため病院に搬送され、今も入院しているようだ。
少女が容疑者に関する情報を明かしたことから、警察はただちに捜査を開始。身柄確保に向けて慎重に調べを進めている。
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■教師が明かした経緯
少女に赤ちゃんを見せられて通報した教師はメディアの取材に応じ、「出産後、おばあちゃんに『赤ちゃんを見つけたよ』『この子のお世話をしてあげたい』と伝えたそうです」とコメントした。
祖母からは「ダメ、見つけた場所に戻しておいで」と言われたが、少女は大事な赤ちゃんを捨てることができず、仕方なく学校に連れてきたようだとも話している。
少女に関して公表されているのは今のところ年齢のみで、家庭環境や家族構成などは伏せられている。
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