アイフォレスト株式会社（本社：東京都中央区/代表取締役CEO：丸山孝明、以下iforest）は、「人と森のつながりを再構成する」をVISIONに掲げ、衰退する林業の持続可能性を高めることで日本の豊かな自然、生態環境を守ることを目指す林業テックベンチャーです。
プロダクト開発や新素材開発に加えて、森林由来CO2吸収量取引を支援する日本初、ボランタリークレジットプラットフォームの開発、運用を目指しております。
この度iforestは2023年8月7日、東京都の西側に位置し、豊かな森林資源を保有する奥多摩エリアのゲートウェイである、あきる野市と連携協定を締結しました。
市が保有する森林を計測し、CO2吸収量とその経済的価値を算出します。さらに、カーボンクレジットとしての企業によるオフセット購入のニーズ調査を行う実証実験を実施します。
今回の調査を踏まえて、あきる野市の守るべき自然資本を保全するための地域独自のカーボンクレジット創出を目指しており、企業支援だけでなく、地域住民を含めより広いステークホルダーから森林保存のための支援のスキームを開発することを検討していきます。
プロジェクトの背景と目指すべき姿
木材価格の低迷による林業経営の悪化と同時に進む林業従事者の高齢化や担い手不足など、林業自体の持続が大変厳しい状況を迎えています。結果として、森林における水源としての機能や、土砂災害等の防止、二酸化炭素の吸収・固着など、市民生活にも大きな影響を及しつつあります。
私たちは、このような林業の悪循環を転換するために、世界的な脱炭素の動きを背景に、林業分野への「新たな収入源」として期待されているカーボンクレジットに着目し、民間主体としたマーケット創出による市場活性化を通じた林業への資金循環を目指しています。
グローバルな市場では、クレジット売買の約8割をNGO団体や企業等の民間が主導し創出した「ボランタリークレジット」が占めている一方、国内では本市場は成立しておらず、政府主導のJ-クレジット制度のみとなっています。
私たちは、日本初のボランタリークレジット市場の創出事業者として、人（企業、個人）と森（林業、地域）をカーボンオフセットという手段で繋ぎ、持続的な林業経営・森林管理、森林が持つ公益的機能の維持管理実現へ貢献していくことを目指しています。
●今後の展開イメージ
実証実験の概要
●目的
日本初、民間主導による持続的な森林管理を実現するための新たな収入源「ボランタリークレジット」に関する技術要件・認証プロセス及び事業性を検証し、透明性、信頼性の高いボランタリークレジット創出が持続的に実現できるノウハウ（道筋）を確立すること。
●実証期間
2023年8月7日 ～ 2024年1月末（予定）
●実証場所及び面積
あきる野市所有の山林等：合計5ha程度
●実証内容
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実証地を対象としたドローン計測の実施（画像取得、レーザー計測）
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計測データの解析及び森林資源量の算出（オルソ画像、3D点群データの生成）
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森林CO2吸収量の算定とクレジット化検証（クレジット化プロセス検証）
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クレジット認証機関との連携（認証プロセス、方法論の検討）
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クレジット販売候補企業へのニーズ調査
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あきる野市内でのクレジット収益活用先の検討
●2023年8月末に実施したドローン計測の風景
●実証実験体制
【実証実験代表者】
アイフォレスト株式会社
代表取締役CEO：丸山孝明
所在地：東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル6階xBridge-Tokyo内
【実証場所提供】
（担当部署：環境農林部 農林課）
【ドローン計測解析担当】
精密林業計測株式会社
代表取締役：加藤正人
【地域連携パートナー】
Mountain States
ローカルプロデューサー：引地央行
アイフォレスト株式会社 会社概要
社名：アイフォレスト株式会社
本店所在地：東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル6階xBridge-Tokyo内
設立：2022年3月14日
役員：代表取締役 CEO 丸山 孝明・取締役 CTO 宮本 巧・取締役 CSO 榎本裕次
サイト：https://iforest-inc.com/
事業内容 ：
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持続的な方法で生産された国産木材を使ったセミオーダー家具プラットフォーム「iforest」の開発、運営
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持続的な方法で生産された国産木材を使った空間プロデュース
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森林を活用した各種体験サービスの開発、運営
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その他、テクノロジーを活用した様々なサービス開発
本件に関するお問い合わせ
アイフォレスト株式会社
丸山 孝明
Email：info@iforest-inc.com
配信元企業：アイフォレスト株式会社
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