【元記事を音楽ナタリーで読む】

吉井和哉THE YELLOW MONKEY)プロデュースによるオリジナルウイスキーシリーズ「YAZŪKA」(ヤズーカ)の第2弾「TALI」「BURN」が11月8日に発売されることが決定した。

【写真】燃える樽

YAZŪKA」は、滋賀県長浜市にある長濱蒸溜所とのコラボレーションで製造される吉井のオリジナルウイスキー。吉井がYOSHII LOVINSON名義で2003年10月に発表したソロデビュー曲のタイトルを冠した「TALI」は、吉井の「家の中のようなプライベート空間で、ほっとする感じで楽しんでほしい」というひと言がきっかけとなり、さまざまな思いが交錯したソロデビュー時の思いをウイスキーで表現した1本となっている。製造にあたっては長濱蒸溜所のチーフブレンダーがさまざまな原酒を組み合わせ、最終的にすべてをモルト原酒で構成することで楽曲の世界観になぞらえた繊細さとモルトの持つ力強さ、味わいの深みを表現することに成功。吉井の目指す「プライベートな空間で楽しめる」ウイスキーに仕上がった。

一方「BURN」は、THE YELLOW MONKEYを代表するヒット曲のタイトルを冠したウイスキーイエモンの絶頂期を象徴するこの曲には吉井の持つ男性的かつ妖艶な魅力が詰まっており、同曲の情熱的な雰囲気をウイスキーで表現するために“チャーリング”という技法が用いられた。チャーリングは樽の内側を燃焼させる製法で、樽材の成分の溶出を促進する効果がある。燻製のようなスモーキーさ、ナッツバニラのような甘美な香り、そしてはちみつのような甘い香りは、“BURN”(燃焼)によってもたらされたもの。さらに「BURN」というウイスキーらしさをより強調するように、スモーキータイプの原酒による煙の演出を加えることで、情熱的な味わいが生み出された。

また「YAZŪKA」では、ウイスキーの熟成時に楽曲を樽に聴かせる「音楽熟成」を採用。「樽を低周波音にさらすことで分子運動が活発になり、味に深みを与える」と言われているとのことだ。なおこの音楽熟成樽は9月30日10月1日にソロデビュー20周年を記念して開催された吉井のソロデビュー20周年記念展覧会「二◎」にて、ボトルとともに展示された。長濱浪漫ビールのWebサイトでは、10月20日12:00から「TALI」「BURN」の先行予約申し込みを受け付ける。

吉井和哉 コメント

前回、大変ご好評をいただいた長濱蒸溜所さんとのコラボレーションによる吉井和哉オリジナルウイスキーYAZŪKA」の第2弾が発売されることになりました。
今回はソロデビュー20周年を記念して僕のデビューシングルである「TALI」をイメージしたテイストにチャレンジしていただきました。華やかで情熱的でエネルギッシュであったTHE YELLOW MONKEYの活動を休止し、冬の静かな小さな街の片隅で暮らし、ほのかな灯りだけで音楽を聴きながら飲むような、どちらかというとプライベート感を楽しむ味を目指していただきました。
一方「BURN」は、まさに燃える炎のような躍動感溢れる激しめなテイストに仕上がっています。欲望と体力の有り余っている方に是非お試しいただきたいウイスキーです。くれぐれも飲み過ぎ注意です(笑)。
どちらも僕の愛する琵琶湖の風土の中で育った長濱蒸溜所さんの気品溢れるウイスキーで、吉井和哉テイストはぎっしり詰め込まれているかと思います。
今回も是非ご愛飲ください。

長浜浪漫ビール 伊藤啓代表取締役社長 コメント

吉井和哉氏のソロデビュー20周年となる本年に、前回に引き続いて長濱蒸溜所をご指名いただき、このような特別なウイスキーの誕生に携わる事が出来て非常に光栄です。
「TALI」はもちろんのこと、「BURN」も私が若いころから大好きだった曲のひとつで、いまなおカラオケでも友人と熱唱しています。
どちらのウイスキーも、それぞれの曲の世界観を弊社ブレンダーの屋久がしっかりと体現できたのではないかと自負しております。
是非ともお愉しみください。

吉井和哉オリジナルウイスキーシリーズ「YAZŪKA」キービジュアル