日本シグマックス株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:鈴木 洋輔)は、手・指用副木「ヘバーデンリング」の製造販売業務を株式会社能作(本社:富山県高岡市 代表取締役社長:能作 千春)より引き継ぎ、2023年10月2日より販売開始いたします。

  • 本件の概要

・「ヘバーデンリング」は手指の第一関節の固定を目的とした製品で、錫(すず)の「曲がる」という特性を生かし、手指の太さや変形に合わせて適宜調整することができる特長を持つ。

・鋳物の製造を行う株式会社能作より2018年発売。2023年1月に販売中止したが、販売再開を望む声が多く、日本シグマックス株式会社が医療機器としての製造販売を引継ぐこととなった。

・株式会社能作は引き続き部材供給業者として製品の製造に関わる。

  • 「ヘバーデンリング」の特徴と発売の背景

▲錫はやわらかく、指に合わせて調整可能

 「ヘバーデンリング」は、手指の第一関節に装着して固定する錫製のリングです。錫の「やわらかく曲げられる」という特性を生かして、リングを簡単に開閉でき、ストレスなく着脱できるようデザインされており、指の形に合わせて適宜調整することが可能です。また、女性が使用することも想定して、アクセサリー感覚で装着できるデザインを採用するなど工夫を凝らしました。

▲水に濡れても使用できるため衛生的

 また、テーピングによる固定では、水仕事をする度に濡れてしまうため巻き直しが必要ですが、「ヘバーデンリング」は水に濡れても使用し続けられます。そのまま手洗いもでき、また錫は優れた抗菌性を持った素材であるため、衛生的に使用することができます。

 「ヘバーデンリング」は1916年創業の株式会社能作が医師と共同開発し、2018年1月に発売した製品です。株式会社能作は高岡銅器の伝統技術を活かした鋳物メーカーとして、錫や真鍮などを使った幅広い分野の製品を展開しており、その技術は国内外から高く評価されています。2023年1月20日をもって「ヘバーデンリング」の販売を中止しておりましたが、販売再開を望む声が高く、この度日本シグマックス株式会社が医療機器としての製造販売を引き継ぐ形で、販売再開することと相成りました。

 なお、「ヘバーデンリング」について、株式会社能作は部材供給業者としての立場より、その高い技術を活かして引き続き製造にかかわってまいります。

  • 製品の使用・購入に関して

 当製品は一般医療機器であり、医師の診断の上、症状に合わせて使用する製品となりますので、ご使用についてはまずかかりつけの医療機関(整形外科)にてご相談ください。当社から一般の方への直接販売は行っておりません。

  • ヘバーデンリングをご使用中の方へ

 今回の発売開始に合わせて、ヘバーデンリングを使用中の方へ向けた情報を、日本シグマックス メディカルサイト内で提供しております。以下のアドレスからご覧ください。

https://www.sigmax-med.jp/general/users-guide/heberden-ring

  • 製品情報

・販売名: ヘバーデンリング

・一般的名称:手・指用副木(JMDNコード: 16210000

・医療機器分類:一般医療機器

・医療機器届出番号:13B2X00187000020

・発売日:2023年10月2日(月)出荷開始

・サイズ構成: 3S・SS・S・M・L 全5サイズ

・メーカー希望小売価格:3,600円(税別)

・1箱入数:1個

▲指の太さ(周径)に合わせて選ぶ5サイズ
装着イメージ(手の甲側)
装着イメージ(手のひら側)
  • 株式会社能作について

本社所在地:富山県高岡市オフィスパーク8‐1

創業:1916年

代表者:代表取締役会長 能作 克治 / 代表取締役社長 能作 千春

事業内容: ●錫100%製テーブルウェア、インテリア用品、仏具、茶道具、花器、その他鋳物全般の製造・販売 ●産業観光事業 ●錫婚式事業

URL: https://www.nousaku.co.jp

1916年、能作は富山県高岡の地で創業し、仏具や茶道具、花器などの鋳物の製造を開始しました。2003年には世界初「錫100%」の鋳物製造を開始し、錫100%製のテーブルウェアを中心に、国の伝統的工芸品に指定される「高岡銅器」の魅力を伝え続けています。また、伝統技術や文化、職人の精神を広く知っていただく産業観光事業に取り組んでいるほか、主力商品の錫にちなんで2019年より錫婚式事業を開始しました。現在では、錫婚式文化を広めるため、全国の式場やホテルと連携し、富山県以外での錫婚式もプロデュースしています。

所在地:東京都新宿区西新宿1-24-1

創業:1973年6月1日

資本金: 9,000万円

代表取締役社長: 鈴木 洋輔

社員数: 265名(2022年3月末)

売上高: 108.2億円(2022年3月期)

日本シグマックスは「身体活動支援業※」を事業ドメインとし、人の身体に関連する製品・サービスをさまざまな分野で提供しています。祖業である医療事業では「整形外科分野」に特化し、関節用の装具やギプスなどの外固定材、リハビリ関連製品、冷却療法のためのアイシングシステム、治療・診断に用いる医療機器など、特徴ある製品を開発しています。スポーツ事業では自社ブランド「ZAMST(ザムスト)」の製品が国内のみならず海外トップ選手まで高い評価を受けています。また日常生活をサポートする「デイリーケア」、労働者の健康を守る「ワーカーズケア」といった成長分野において「MEDIAID(メディエイド)」ブランド製品を拡大展開しております。

※身体活動支援業:運動器障害の予防・診断・治療・回復、及び運動機能維持・向上を目的とした製品・サービスを提供することにより、人々がより健康で快適な生活を送れるよう支援する業(当社による造語)

配信元企業:日本シグマックス株式会社

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