趣里が主演を務める連続テレビ小説ブギウギ』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第1週「ワテ、歌うで!」(第2回)が3日に放送され、主人公・鈴子(澤井梨丘)の親友・タイ子(清水胡桃)の複雑な家庭事情が明らかになると、ネット上には「なんか切ないよ」「幸せになって」といった声が集まった。

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 連続テレビ小説第109作となる本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、満面の笑顔と底抜けの明るさをもつ主人公・花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与える大スター“福来スズ子”へと成長していく姿を活写する。

 アホのおっちゃん(岡部たかし)だけを、いつもタダで銭湯に入れてあげていることが気になった鈴子は、母・ツヤ(水川あさみ)に理由を聞く。ツヤは銭湯を開いた初日の最初の客がアホのおっちゃんだったことや、アホのおっちゃんがタダでお風呂に入れてもらったお礼に、店の看板を作ったという思い出話を打ち明ける。そしてツヤはアホのおっちゃんには“義理”があると説明した上で「義理を返すんが人情や」と語る。

 この言葉を聞いた鈴子は、親友のタイ子に“義理を返したい”と思い立ち、タイ子の片思いを成就させてあげようとお節介をする。学校が終わり帰る途中、タイ子は浮かない表情で「気持ちは嬉しいけど…」ともらしつつ「また芸者の子やら、妾の子や言われる。そやから…もうやめてほしい」と告げるのだった。

 その後、仲直りした鈴子とタイ子は学校帰りにお祭りへ出かける。綿菓子を食べながら小学校卒業後について語り合っていると、鈴子は家の風呂屋を継ぐと言う。一方のタイ子は「ウチ…女学校行きたいけど無理やわ。お金ないし」とつぶやく。

 タイ子の複雑な家庭環境が明らかになると、ネット上には「タイ子ちゃんが大人しいのそういう事情からきてるのね」「妙に大人びてると思ったらそういうことか」などの投稿や「タイ子ちゃん…なんか切ないよ」「タイ子ちゃんに感情持っていかれる」「タイ子ちゃんも鈴子も幸せになってくれ」といった反響が多数寄せられていた。

連続テレビ小説『ブギウギ』第2回より (C)NHK