公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座主催、『わが父、耳なしの琵琶奏者』が2023年12月10日(日)~12月17日(日)にザムザ阿佐谷(東京都杉並区阿佐谷北2丁目12-21 ラピュタビル B1F ラピュタ阿佐ヶ谷)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月3日(火)0:00より発売開始です。

カンフェティにて10月3日(火)0:00よりチケット発売開始

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公式ホームページ

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小泉八雲の「耳なし芳一の話」を、シンガポールの現代演劇を代表する演出家・チョン・ツェシエン氏が大胆に翻案し、2023年12月に上演します。結城座としては、ワン・チョン演出の「雀去冬来」以来、6年ぶりに海外演出家を招いた作品となります。

琵琶法師の芳一は、現代を生きる音楽家(琵琶奏者)に置き換えられ、零落した芸術家として描かれます。芳一を通じて現代社会に生きる人々の欲望や孤独、苦悩を表出させ、芳一の心に平家の亡霊が憑りつき引き込まれていく様が描かれています。

また、今も各地で続く紛争など現代の社会情勢を源平合戦に重ねて描写し、人類が繰り返してきた闘争の歴史を浮き彫りにする令和の怪談物語となっています。

客演には、能役者・清水寛二氏と琵琶奏者・荒井靖水氏を迎え、日本の伝統と現代性が渾然一体となった舞台をつくりあげます。

結城座は、江戸時代の寛永12(1635)年に初代結城孫三郎が江戸の葺屋町(現在の日本橋人形町周辺)に旗揚げ以来、現在の十三代目結城孫三郎まで380年以上の歴史を持つ、日本唯一の伝統ある糸あやつり人形劇団です。

結城座は葺屋町に幕府公認の座として常打ち小屋を持ち活動していました。当初、説経節で興行していましたが、いち早く義太夫節に転向し、次々に新しい作品を発表していきました。その代表といえるのが、 1785 年結城座に書き下ろされた「伽羅先代萩」 です。この作品は、歌舞伎でも文楽でも度々上演される人気演目です。他にも、かの有名な平賀源内も「前太平記古跡鑑」「荒御霊新田神徳」等を書き下ろしています。

その後「天保の大改革」によって、市村座、中村座、河原崎座の歌舞伎三座と、手あやつりの薩摩座、そして糸あやつりの結城座、これら江戸五座が浅草猿若町に引っ越し、華やかな芝居町として賑わっていました。しかし、明治維新とともに浅草猿若町にはそれらの劇場もなくなり、薩摩座は姿を消し、 歌舞伎の三座も座元の名のみ継承され、現在「座」として存続するのは結城座のみとなりました。

現在では「伝統と革新、古典と新作の両輪」を活動指針に掲げ、古典公演はもとより、新作・写し絵・ 海外公演等世界数十ヵ国で公演を重ねています。

2021年6月には結城数馬が十三代目結城孫三郎を襲名し、結城座は世代交代に向けて着実に歩を進めています。

  • 公演概要

江戸糸あやつり人形結城座『わが父、耳なしの琵琶奏者』

公演期間:2023年12月10日(日)~12月17日(日)

会場:ザムザ阿佐谷(東京都杉並区阿佐谷北2丁目12-21 ラピュタビル B1F ラピュタ阿佐ヶ谷)

■出演者

両川船遊、結城孫三郎 他結城座

能役者:清水寛二

琵琶奏者:荒井靖水

■スタッフ

原作:小泉八雲ラフカディオ・ハーン

翻案・演出:Chong  Tze Chien(チョン・ツェシエン)

訳:佐和田敬司

ドラマトゥルク:ボイド眞理子

人形美術:マックス・タン

舞台美術:久保田悠人

照明:横原由祐

音響:島猛

映像:濱島将裕

通訳・演出助手:原啓太

舞台監督:青木規雄

宣伝美術:小田善久

■公演スケジュール

12/10(日)15:00

12/11(月)14:00☆

12/12(火)19:00

12/13(水)14:00

12/14(木)14:00☆

12/15(金)14:00

12/16(土)18:00

12/17(日)14:00

※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。

☆:アフタートークあり

12月11日(月)
小泉凡(小泉八雲記念館館長、小泉八雲曾孫)、両川船遊、結城孫三郎、水谷彰宏(司会・元NHKアナウンサー)

12月14日(木)
チョン・ツェシエン、両川船遊、結城孫三郎、水谷彰宏(司会・元NHKアナウンサー)

■チケット料金

全席指定:5,500円(税込)

配信元企業:ロングランプランニング株式会社

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