ロシアは全機撃墜と発表。

攻撃の効果などは現状不確実

ウクライナ国防情報部は2023年10月1日ウクライナ軍の無人機がソチのヘリコプター基地とスモレンスクの航空機工場を攻撃することに成功したと発表しました。

基地の被害の詳細は不明ですが、既にテレグラムなどにソチのアドラー空軍基地付近で煙と爆発が起きている動画が公開されています。スモンレスクの航空機工場に関しても、近隣住民が撮影したと思われる映像では、大きな爆発音と共に粉じんが巻き上がっている様子ができます。なお、ロシア側は全て撃墜したとしています。

攻撃に使用した無人機に関しては、自爆ドローンか対地攻撃用の装備を搭載した無人航空機か、詳細は明らかになっていません。なお、ソチを攻撃した機体に関しては、投稿画像のシルエットからバイラクタルTB2のように見えるとの話もあります。しかし、ソチはウクライナが現在港湾施設などに攻撃を行っているクリミア半島のセヴァストポリよりも、さらに600km以上東側にあり、同機の能力ではウクライナの勢力圏からの到達は難しいのではという話もあるようです。

ロシアが実効支配中のクリミアでは無人機の攻撃が続いていますが、今回はロシア国内への攻撃となります。そのため、ロシアの防空網が十分に機能していないのではと指摘する声もあるようです。

ウクライナ軍が運用しているバイラクタルTB2(画像:ウクライナ国防省)。